癒やしの動物画
今回は私の仕事とは全く関係ないことをつらつらと。
2年前より本格的にTwitter(現在のX)を始めた私。
自分のページをのぞいたところ、この記事のサムネ写真のように、水彩画で描かれたような動物のイラストの写真を発見。
いろいろ見ているうちに、なんか癒やされるわあと思い、作者の方のプロフィールを探索。
そうしたらビックリ。
きき手でない左手で、ペン・マーカー・色鉛筆だけで描かれたんだとか。
作者のkinoさんはもともと幼少期より絵を描くのがお好きで、美術系の短大を卒業され、世界中でインテリアデザイナーとしてご活躍されていた。
ところが2020年3月、脳出血により失語症と右半身が不自由になってしまった。
そのリハビリの一環として、左手で動物のイラストを描き始め、現在までXに度々投稿を続けられている。
私事になるが、私が8歳の頃、今は亡き私の母親が脳梗塞で倒れた後、右手が動かなくなってしまっていた。
その時母親はリハビリで、ノートに左手で字を書く練習をしていた。
kinoさんの事情を知ってから改めて絵を見てみると、母親のリハビリの姿を思い出してしまった。
今となってはあまり覚えていないが、あの時の母親は本当に懸命だったと思う。
私がこんなことを綴るのは厚かましいが、癒やされる動物画の中に、kinoさんの懸命さと力強さを感じている。
今年に入り、東京でkinoさんの個展が開かれ、カレンダーも個別で販売されている。
先日私もXでkinoさんとDMでやりとりしながら購入。
珠玉の作が詰まっている感じ。
kinoさんご自身、楽しみながら描き続けたいと仰せになっていた。
これからもkinoさんが本当にご無理のない程度で、心から楽しみながら描かれる絵を多く見られることと、kinoさんが描かれる絵がより多くの方に広まることを願うばかり。
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