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ピアノの抜け殻

先日ピアノの調律師さんに「ピアノ内部のハンマー部分のバランスがかなり狂ってきているので、調整するとだいぶ弾きやすくなりますよ」とアドバイスをいただきました。ピアノの中身(ハンマーがある部分)だけをはずして工場で調整していただくことにしました。
車検のようなものですかね、購入して10年以上経っているし良い頃合いかと。

中身のないピアノは魂の抜け殻のようで、当たり前ですが押しても音はせず、鍵盤を押しても戻ってきません(上の写真)。エンジンのない車のような。
そうなってみて初めて、自分の心はピアノと密接に繋がっていたんだなということを認識しました。弾けば音が鳴る関係性。
1週間ほどメンテナンスされて元気になって戻ってくる予定です。

ちなみに、1年ほど前にリコールで鍵盤が新しいものに変わりましたが、調律師さん曰く、つけた後の調整がされていなかったそうです。どうりで鍵盤の戻りが悪かったり弾きにくかったんだなと理解しました。自分のテクニックのせいかと思っていたので・・。鍵盤の角度の調節もしていただき、リニューアルしたピアノを弾くのが本当に楽しみです!!

メモ<今回の修理内容>
・スティック修理(ハンマー、ウイペン、ジャック、鍵盤)・ファイリング・整音・整調・ペダル調整・掃除・ネジ締め・ハンマー間隔ねじれ修理・連結部動作チェックと処理・調律
金額は調律込みで、調律4.5回分ぐらいです。

昔弾いていたシンセnord lead 2に代役を務めてもらうことにしました。音色で遊べる楽しいシンセです。

楽譜はラブレター

最近、アレンジャーさんが直接指導されるバンドと縁があります。事前に楽譜をいただいて、どういうイメージで演奏したらいいか?と考える際に、楽譜をよーく読むと、アレンジャーさんの思いが浮き上がってくることに気付きました。アレンジャーさんの曲に対する愛が楽譜で表現されてるんだなーー、と。実際お会いしてみて質問すると、予想通りのこともありますし、予想と違うこともありますし、プレイヤーの音を聞いてアレンジャーさんのイメージが変わることもあります。
曲に対する愛情を共通項に、お互いのイメージを尊重しつつ化学変化も起きつつひとつの演奏を作り上げていく作業は幸せなことだなあと思いました。

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