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いま、人生の前半と後半の境目かもしれない話

ここ1年で、生き方に大きな変化が起こった。

今までは、「なにかになりたい」。自分の足りないところを鍛えて、力やスキルをつて、実力を評価されたい。いつも、「まだ達成していない」気がしていた。「だれかみたいにならなきゃ」人を見ながら自分を矯正しようとしてる。でもそれ、ほんとに正解?

だけど、自分が組織から自由にされて、実力が試される場に出されたとき、たいしたことないことに気づいた。客観的な評価をいただいて、毒が抜けたように、あきらめがついた自分がいた。

今、「だれかの益となることをしたい」と願っている。
それが人目につかない家事でも、得意というわけではない作業でも、私の力をだれかの益となることのために使えるなら、いいじゃない。

今、やっと、「今」を楽しめるようになってきた。「なにかになる」必要はない。ささやかな、平凡な、とりたてて秀でてもいないけれど、いいじゃない。

シュヴァイツァーは、自分の人生を前半と後半に分けて、それぞれに目的をもっていたという。前半は「自分のために投資すること」。後半は「投資した自分を他者のために投資すること」。こうして、優れた音楽家・哲学者・神学者であったシュヴァイツァーは30歳で医学を学びはじめ、38歳でアフリカの医療宣教に身を投じた。

自分も今、人生の前半と後半の境目にいるのかもしれない。今、そんな心境だ。

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