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≪Sound Travel LOG≫ in エジプト〜6.アブ・シンベル神殿


ナイルクルーズ3日目。3:45のモーニングコールで起こされて、今日はアブ’・シンベル神殿へ。
午前4:30アスワンから3時間半ドライブの旅!


まだ真っ暗

日帰りだとハードスケジュールにみえますが、フライトも少ないので車移動が多いそうです。(ちなみに現地にホテルもちらほらあります。)
スーダンとの国境付近なので、パスポートが必須です。

さてはて、休憩をとりながら午前8時ごろ、アブシンベルに到着です。

アブ・シンベル大神殿

大神殿の四体の像はラムセス2世。その前に並んでいるのは家族の像

アブ・シンベル神殿(Abu Simbel)は、エジプト南部、スーダンとの国境近くにあるヌビア遺跡。紀元前1260年頃の建設で、アモン・ラー神などの岩窟神殿[1]。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%AB%E7%A5%9E%E6%AE%BF

オリジナルは砂岩でできた岩山を掘り進める形で作られた岩窟神殿。
新王国時代第19王朝の王、ラムセス2世が建てたものです。
大神殿は太陽神ラーを、小神殿は女神ハトホルを祭神としています。(小神殿は王妃ネフェルタリのために建造されたそうです。)

1960年代、ナイル川のハイダムの建設計画で、水没のピンチにさらられてしまったのをユネスコによって救済活動が行われ、現在の場所にうつりました。この大規模な移設工事がきっかけで、遺跡や自然を保護する世界遺産が創設されました。
なにかあったときに人間改めて気づくものですね。

ナセル湖

もとのロケーションは向こう側の島だったそうです。
19世紀ごろまで砂に埋もれていたためとても保存状態が良く、神殿ごと移動されたと言われても気づかないくらいきれいです。

大列柱室。ここに並んでいるのもラムセス2世

この両手を組みはオシリス神のポーズなんだそう。

これもたしか戦うラムセス2世
レリーフの保存状態もとてもいい


一番奥の至聖所。この4体の像は左から、創造主プタハ神、王の守護神アメン・ラー、神格化されたラムセス2世、太陽神ラー・ホルアクティ。

この神殿では、10月22日と2月22日の年に2回、太陽の光が神殿内部を通過し、神殿の壁と奥の4体の像のうち、プタハ神を除いた3体を照らすように設計されたと考えられています。

アブ・シンベル小神殿

入り口にはラムセス像とネフェルタリ像が交互に並んでいます。

列柱室。左右に3本ずつハトホル柱が並んでいる

ハトホルは古代エジプト神話の愛と美の女神。セトとホルスが戦った時、ホルスの傷を癒したことから治療の神としても信仰されています。

ラムセス2世はネフェルタリ王妃とハトホルを照らし合わせていたのでしょうか・・・。

光に照らされているのがハトホル

その姿は、牝牛か牝牛の頭部を持つ人間[3]で表された。人間の女性の姿で表される時も頭には、牛の角が生えていることがあり、角の間に太陽円盤を載せ[3]、牝牛の耳を持つ[1]

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%88%E3%83%9B%E3%83%AB#cite_note-Ions153-3

エジプト神話と歴史もっと掘ってわかるとおもしろいんだろうな。
音楽も歴史ととても深い関わりがあるので、コネクションを知った時に「
へー!」ってなることがあります。

午前11時ごろ、車にもどってアスワンに停泊中のナイルクルーズへに戻ります。

ヌビアンショー

この日はナイルクルーズ最終日。
ということもあっかラウンジでヌビアンショーがされていました。
フレンドリーで明るい音楽!途中で一緒に踊ったりしてたのしかったです^^

ヌビアはエアスワンあたりからスーダンにかけての地方の名称です。現在は北部の一部がエジプト領、残りはスーダン共和国領にあります。

ヌビアは数千年の間にさまざまな人、文化が入り混じった地域である。このように歴史的に多様な地域ではあるが、ナイル川を中心に彼らの生活文化を考えると、ここにはエジプトなど別のナイル川流域とは違った特異な文化が発展してきたことがみてとれる。

https://www.isan-no-sekai.jp/column/7617

ヌビアはヌビアでたしかにエジプトとまた違った文化があり、エジプト全土には様々な人種や音楽も存在しているなとかんじました。

この日もナイルクルーズで出会った友人とジン・トニックをたのしんで、ぐっすり。明日はツアー最終日です。


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