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某CEOから「夢に出てきたの~!」と連絡が来た。~タイで出会った素敵なインクルーシブリーダー~

こんにちは、An-Nahal代表の品川優です。
このnoteでは、“インクルーシブリーダーシップ”や“グローバル・ダイバーシティ”について創業者の私が日々感じていること、企業のD&I推進に奔走する現場のリアルな日常をお伝えするnoteです。
その中でも今日は『私が出会ったインクルーシブリーダー』と題して、何気ない日常の会話から感じたインクルーシブリーダーとしての行動について書きました。

「あなたが夢に出てきたよ。」と声をかけることはありますか?

先日ふと仕事の合間にSNSを見ると、タイの某企業のCEO(女性)から「あなたが夢に出てきたの。最近どう?元気?」とメッセージが届いていて、びっくりしました。
怪しいスパムメールではありません(笑)今年の5月にエグゼクティブコーチングを学ぶため、タイへ訪れた際に出会った同期からの連絡でした。
夢に知り合いが登場すること、時々ありますよね。そんな時、その夢に出てきた人に「あなたが夢に出てきたの」と話すことはありますか?ちょうどその日に会う人が夢に出てきたら話すかもしれませんが、あまりわざわざ連絡しようとはならないかもしれません。
彼女は偶然夢に出てきたことで私を思い出してくれて、元気?とメッセージを送ってくれて、「これから、タイに訪問中の日本の女性リーダーと会うのよ」と近況をシェアしてくれたんです。

ちょっとした一言、行動がインクルーシブリーダーシップであり、「Belonging」に繋がる。

特に用事があったわけではないですし、何か今一緒に仕事をしている/しようとしている間柄でもありません。夢に出てきたからといって連絡する必要はなかった中で、それでも一言連絡をくれたこと、気にかけてくれたことがとても嬉しかったです。お互い何通かのやりとりで終わった会話でしたが、最後には「あなたはいつも本当に素晴らしい、今日もおつかれさま!」というようなポジティブな言葉を送ってくれた彼女に、私はとても勇気づけられました。
これはまさに、『インクルーシブリーダーシップ』の要素の一つである”好奇心”を行動に移したもの相手に関心を持って一歩自分からコミュニケーションを取る、という行動です。

インクルーシブリーダーの6つの資質

今回彼女から一言連絡をもらえたことで、私も彼女のことを思い出すようになりましたし、心の距離がぐっと近くなった気がします。
彼女とは物理的に日本とタイという距離もあれば何か一緒に仕事をする予定も今のところはないので、自然と距離ができてしまうのが一般的。でもちょっとした今回のコミュニケーションでその距離が縮まり、また今度何かあったときはすぐに連絡が取れる関係になりました。少し大げさかもしれませんが帰属意識のようなものが芽生えるというか、気にかけてもらえてる、仲間だと思ってもらえている安心感のような感覚が出来ています。これもまさに「ビロンギング(Belonging)」です。ビロンギングとは

ダイバーシティ&インクルージョンが推進された先に、一人ひとりが「自分の居場所がここにある」と心地よく感じられている状態

『日本の人事部』https://jinjibu.jp/keyword/detl/1340/

と言われています。ちょっとした声かけ、「気にかけてくれている」と感じることの積み重ねが、同じチームで働いている仲間意識や、「このチームの一員である、安心していられる」といった意識の醸成に繋がっていくことを身に染みて感じました。

私が好きなTEDスピーカーであるSimon Sinekがリーダーシップについて話しているYoutubeでも近しいことが話されていました。

「CEOだから」「CEOなのに」というバイアスかもしれないけれど。

彼女と私との関係は、家族や仕事関係のような親密な関係性ではありません。彼女はタイでは誰もが知る大企業のCEOでもあり、普段から非常に多くのステークホルダーと関わっているはずです。その中で、学びの場で一緒だったというだけの私にもふとした時に声をかけてくれた。タイで過ごした中で彼女の素敵な人柄は十分に伝わっていましたが、離れた今でもこうして連絡をくれたことに彼女がいかに素敵なリーダーかを改めて実感しました。

ちなみに彼女は、タイでのプログラム中にも「以前中東で開催されたサミットで出会った素敵な日本人女性リーダーがいた。彼女もD&I推進に悩んでいたから紹介したい」と話してくれたこともあります。
一度の出会いの中でも「相手のため」を想って人と人を繋ぐ。私も大事にしていきたい姿勢です。

「まさか大企業のCEOが、今でも連絡をくれるなんて(CEOのイメージとは違った)」という、ちょっと偏見的な印象もあったことを反省しつつも、このような声かけを自然と日常の中でできるからこそ、多くの人と信頼関係を築き、リーダーとして慕われているのだと思います。彼女にとっては、相手に関心を寄せて一言自分からコミュニケーションを取ることが自然な日常的な行動。素敵なインクルーシブリーダーです。

みなさんは、普段どんなふうにメンバーや、それ以外のステークホルダーの方とコミュニケーションを取っていますか?「こんな素敵なリーダーの行動があった」「この行動もインクルーシブリーダーシップかな?」という実体験があったらぜひ聴かせてほしいです。

タイで開催された、Berkeley Executive Coaching を学ぶ10日間のプログラム。
修了証を手に集まったときの一コマ。

ここまでお読みいただきありがとうございました!
An-Nahalでは、『コラボレーション』を大切にしています。An-Nahalのサービスやプログラムを受けてみたいという企業様はもちろん、「うちとこんなコラボしない?」というお話も大歓迎です。

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✓インクルーシブリーダーシップを発揮できる人材を育てたい企業の経営者・人事のみなさま
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