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【News! AIRS-Lab #075】ChatGPTのプラグイン、明日3/27(月)のライブ講義など
皆様こんにちは、我妻です。
以下は、僕がMidjourneyを使って生成したAIアートです。
![](https://assets.st-note.com/img/1679799976637-FO9jeFUHfC.jpg?width=800)
AIに与えるプロンプト(命令文)次第で、様々な画風の絵を生成することが可能です。
プロンプトエンジニアリング、今後さらに様々な可能性を創造していくのではないでしょうか。
今回は、明日3/27(月)のライブ講義、今週のAIトピック、Udemyコースの一部無料公開などについてお知らせします。
この配信のバックナンバーは、noteの方で公開しています。
https://note.com/yuky_az/m/m36799465e0f4
【Section2: チャットボットの構築】
明日3/27(月)の21時から、新しいライブ講義「ChatGPT APIを使ってチャットボットを作ろう!【GPT-3.5/GPT-4】」 Section2が始まります。
ChatGPT APIを使ってチャットボットを作ろう!【GPT-3.5/GPT-4】 Section2【Live!人工知能 118】
https://youtube.com/live/K6LnFWTsJrs
初回のSection2では、Streamlitというライブラリを使いチャットボットを構築します。
「ChatGPT APIを使ってチャットボットを作ろう!」は、ChatGPTのAPIを使ってチャットボットを構築する方法を学ぶ講座です。
様々な性格や機能を持つチャットボットを構築し、公開する方法を学びます。
【今週のAIトピック】
直近のAI関連の話題に、我妻がコメントします。
Twitter(@yuky_az https://twitter.com/yuky_az)、およびコミュニティ内での発言をまとめたコンテンツになります。
ChatGPTのプラグインが利用可能になりました。
ブラウジングが可能になり、最新の情報が取り込まれるようになるのこと。
また、コードインタプリタが導入され、Pythonのコードが実行可能になるようです。
そして、Wolframが追加と言うことで、数学にかなり強くなりそうです。
より万能のアシスタントAIになった感がありますが、やがて自律的にWebの世界を泳ぐようになるのでしょうか。
そうなったとき、ChatGPTにお願いすればなんでもやってくれる世界が来るのかもしれません。
現在ウェイトリストに登録可能なのですが、早く使ってみたいです。
理研の高橋先生による、ChatGPT以降の未来予想。
GPTでAI界隈が沸騰している。開発者も含めて誰も急激な性能向上の理由を理解出来ていない。普段は半年や1年で古くなるような時事ネタはあまり呟かないことにしているが、このところの動きがあまりに早く、未来に向けての不確実性が高まっているので、少し現時点でのシナリオ整理をしたい。(1/15)
— 高橋恒一 (@ktakahashi74) March 20, 2023
> 1つ目は我々がこれまで演繹と思っていたものの大部分が帰納だったという可能性だ。
これは結構深い言葉で、大規模言語モデルがある種の創造性を発揮するのにみんな驚いているけれど、実は我々が創造していると思っていたものは、実は過去に学習したパターンをつなげているに過ぎないのかもしれません。
機械学習は過去のパターンを学習するものだけれど、その規模が極めて大きくなれば創造的に「見える」振る舞いをするようになるのかと。
この場合、人類が持つ学習用データが尽きた時点でAIの進化は止まると高橋先生は予測しています。
> 2つ目の可能性は、北川さん(@takuyakitagawa)やgoogleのブログにあるように、ネットワークモデルに創発的(相転移的)な現象が起きているということだ。つまり、計算力の適用によりデータセットには明示的に含まれていない新しい連関や意味ネットワークが生まれているという可能性だ。
確かにこの可能性もありますね。単純な数の増加が新しい現象を生むことがあります。
知識の要素の組み合わせで、新しい知識が生まれている可能性も。
この場合、知識が知識を生むのでAIがより広い知的探索を担うように、当面は進化が止まらないだろうと高橋先生は予測しています。
さらに、AIがロボットやネットツールなどを利用するようになり、得られる知識に制約が無くなっていく可能性も指摘しています。
個人的には、両者の可能性を区別するのは難しいのではないかと考えています。
過去にあったパターンの組み合わせなのか、それともオリジナルなのか、それは人間の持つ「新規性」という評価軸では重要なのですが、それは解釈の違いに過ぎないのではないでしょうか。
例え人類の持つ学習データが尽きたとしても、AI自体が新たにデータを生み出し続けるので尽きることは無さそうですし、そこからAIが生み出したパターンがオリジナルかどうか判別するのは困難でしょう。
そういう意味で、もはや「オリジナル」であるかどうかは人間にサプライズを与える以上の意味を持たないのかもしれません。
Googleがついに対話AI「Bard」を公開しました。
最初はアメリカとイギリスのみアクセスを開始するとのことですが、順次他の国でもアクセス可能になるとのこと。
果たして、BardはChatGPTの対抗馬になるのでしょうか。
早く自分で確かめたいところです。
東京大学の池谷裕二教授、テストでChatGPTを規制するどころか問題作成に利用しているそうです。
学生には、ChatGPT、DeepL、グラマリーの「三種の神器」を必ず使うように伝えているとのこと。
上手い文章を書くためにリソースを消費するのは本質的ではないので、学生、教員双方にとって有益なのでは。
今後、教育のやり方が抜本的に変わっていきそうです。
OpenAIのCEO、サム・アルトマンへの単独インタビュー。
日本人は生成AIを使いこなすことが上手で、そのクリエイティビティに期待しているとのこと。
また、AI以外に核融合とアンチエイジングにも投資しているそうです。
取り組む対象が、人類文明のステップアップという意味でしっかりと本質を捉えているように思えます。
彼の動向が、世界の動向に多大な影響を与えるのは間違いないでしょう。
Googleの「Bard」は、ChatGPTと比べてパズルを解くのが苦手なようです。
概念の理解において、GPT-3.5やGPT-4と比べて劣っていたとのこと。
まだ検証は必要かと思いますが、今のところBardのChatGPTに対する優位性はあまり聞きません。
隆盛を誇った企業が新興の組織に追い越される、ある意味健全な新陳代謝が起きている証なのかもしれません。
MLシステム開発において、プロンプトエンジニアリングが重要な役割を担うようになってきたようです。
今後ノウハウがさらに蓄積されていくのは間違いないですが、「プロンプトエンジニア」の求人が出るのはまだ時期尚早にも思えます。
ChatGPT APIを使うことで、iPhoneのホーム画面から手軽にChatGPTを使えるようになるとのこと。
ChatGPTがより身近なアシスタントになりそうです。
やがて音声によるインターフェイスが普通になり、将来的には筋電位によるインターフェイスの可能性も。
身体とChatGPTが連動するようになり、思考を助けるサブ脳的な位置づけになるのでは。
あるいは、ChatGPTを他者と捉えて、チームメンバーの代わりにChatGPTと会話しながら物事を進めるという形が当たり前になるかもしれません。
【書籍】
Udemyの講座がきっかけになって執筆した著書「はじめてのディープラーニング2」が好評を得ています。
今後も、皆様にとって有益なコンテンツを提供していけたらと思います。
ご意見、ご感想、コースのご要望などがありましたら、ぜひお聞かせください。
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