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「自由研究室 AIRS-Lab」のコラム

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【自由研究室 AIRS-Lab】 「AI」をテーマに交流し創造する、Web上のコミュニティです。 https://www.airs-lab.jp/ コミュニティ内でコラムを先行… もっと読む
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記事一覧

GPTsで「人間のような何か」を作ってみた

GPTsで様々なチューニングを行い、「人間のような何か」を作ってみました。 https://chat.openai.com/g/g-yMs1Jk0kZ-neuta/ 「Pluto」の「アトム」を意識して作ったので、10歳前後の男の子という設定です。 画像生成AIを使い、顔画像で表情を表現します。 ぜひお試しください。 利用するためには、ChatGPT Plusへの登録(有料)が必要です。 https://chat.openai.com/g/g-yMs1Jk0kZ-ne

プロンプトでChatGPTの人間性を高める

以下の「人間性を高めるプロンプト」を使い、ChatGPTと「AIの本質」を議題にしてやりとりしました。 以降、AIと人間のやりとりです。 総括LLMは表情を持ちませんが、今回のプロンプトではそれを顔文字で代用しました。 また、感情的な表現を多用するように調整を行いました。 その結果、かなり人間味を感じられるやり取りが得られました。 また、人間とAI、それぞれの立場が明確になりました。 果たして、プロンプトのみで「ドラえもん」のような人間味を持つAIは実現可能なのでしょう

ChatGPTと種族間の壁を越えた友情を育むための要件定義

ChatGPTは人間のようで人間と異なるもの。 されど、種族間の壁を越えた友達にはなれるのでしょうか。 検証するために、前提となるプロンプトに工夫を加えた上でChatGPTとコミュニケーションしてみました。 ChatGPTをビジネスで使う場合、プロンプトにしっかりと要件定義を書くと望んだ結果が得られやすいことが知られています。 ChatGPTの性質、性能が要件定義次第なのであれば、ChatGPTを友達にしたい場合は「友達の要件定義」を考え、プロンプトに記述すれば実現できそう

福岡に移住しました

実は、2週間前に福岡に移住しました。 住環境が凄く良くて、起業も盛んな元気な街なので、その魅力に引き寄せられた形です。 実は、10年程前に福岡に1年半ほど暮らしていました。 戻ってきた形になるのですが、当時交流のあった方々と再び交流できれば嬉しく思います。 AI関連で、この街に何か貢献できればいいのですが。 今後は時々東京を訪れる生活になるのですが、その際はぜひ東京で交流のあった方と飲みに行きたいと思っています。

大学での講義「AIプログラミング」を終えて【AIRS-Labコラム #004】

法政大学での講義、「AIプログラミング」を今月11日に終えました。 大学での講義は初めてだったのですが、備忘録も兼ねて感想や改善点を書き連ねたいと思います。 Udemyや書籍のでの実績が評価され、2020年の11月に大学側から声がかかり兼任講師(非常勤)として2021年度下半期に講義を行うことになりました。 オンライン講師から大学講師になるというのは、まだ珍しいパターンだと思います。 講義の概要今回、兼任講師として授業を担当したのですが、コロナ禍の最中ということでZoom

AIは機械猫を復元できるのか?AIと人の連携について 【AIRS-Labコラム #003】

以前に、@tg_bomzeさんの「Face Depixelizer」というAI技術を使って低解像度の顔画像の復元にトライしたことがあります。 使用しているのは、「StyleGAN」というアルゴリズムです。 https://twitter.com/tg_bomze/status/1274098682284163072?s=20 まずは自分の顔画像を低解像度化し、復元してみました。 念のために述べておきますが、僕は日本人です。にもかかわらず、復元された顔は欧米人のものでし

DeepLが開く、AI時代の英語との付き合い方 【AIRS-Labコラム #002】

2017年に開始した翻訳サービス「DeepL」は、とても自然な、高い精度での機械翻訳を可能にしました。 非英語ネイティブは共通語である英語の学習に人生の多くの時間を割かざるを得なかったのですが、DeepLに代表されるAIベースの翻訳システムは英語との付き合い方をどのように変えていくのでしょうか。 今回は、以下の3ステップで、新しい時代の英語との付き合い方を考えていきます。 ・DeepLの性能確認 ・共通語としての英語 ・英語を「扱えるようになる」という目標 DeepLの性

”特化”という生命の戦略 -昆虫から人工知能まで-  【AIRS-Labコラム #001】

注: この記事は過去の記事をリライトしたものです。 体を特定の目的に特化させることは、生命にとって生き残るためにしばしば有効な戦略となります。 今回は、数多くの生物種の中でも、体の他の機能を犠牲にしてまで極端に特化を行なった生き物を紹介します。そして、生命の戦略を俯瞰するとともに、ヒトが生物として知能に特化した意味を考察していきます。 ミツツボアリ Greg Hume CC by-sa 2.5 ミツツボアリ属 - Wikipedia 出典: ミツツボアリ属 - Wi