自分の仕事を持ちながら無農薬自給米を育てる実践編02 情熱という静けさ
情熱と体力があればお金はほとんどかけなくても
家族一年分のお米は出来る
ある時
自分が食べるお米を作ってみたいと思った
その時 僕は27歳でアジアを1年旅して
沖縄に帰った直後だった
沖縄での米作りは2日目にクビになり
2020年京都でリベンジとなった
前回の
1 友達知り合いの田んぼに手伝いに行く
2 SNSで知り合った人に会いに行き教えを乞う
3 近所の農家にはじから声をかけて回る
この中で進んだ事はあるでしょうか
田んぼが借りれる段階まで来たとしてこの話を
すすめます
お金がたくさんかかりそうで心配なら
情熱と体力があればお金はほとんどかけなくても
家族一年分のお米は出来る
なので心配しないで大丈夫です
もちろん時間はかかります
そこを考えたら 無農薬自給米は割に合いません
上手な無農薬農家からお米を買うことをおおすすめします
たった1年でも自分でお米を作ってそれを味わってみたい人は
読み進めてください
次に自分の体力に自信のない人
大丈夫です友達を1人か2人誘いましょう
ママ友でもできます
多分一番大事なのは情熱です
たとえそれが空回りしていたとしても
あなたの情熱に侵されるか受け止めてくれる人はきっといます
田んぼが借りれそうな時の大事なポイント
僕の経験から話すと
1 家からなるべく近いこと
2 丁度いい耕作面積であること
3 水が秋近くまで来ること
4 なるべく日陰がないこと
5、無農薬でやりたいと伝えよう
6、獣害の多いエリアか
解説
1、水の管理は毎日見たいところですが、
友人で週に1度1時間半かけて中山間地に
通っている人もいますが、近いのが一番です
2、最初は5畝(ごせ)約150ヘーベイ
から1反(いったん)330ヘーベイくらいまでが
機械を使わなくてもできます
3、水が秋近くまでというのは、無農薬無化学肥料(無施肥)ともいう
の場合一般的な稲の品種より化学肥料の無かった昔の品種の方が
よく育ちます しかし晩生(おくて)品種は 現代の品種 早生(わせ)
よりもゆっくり育ちます。水の制限がある地域では秋に水を止められてしまいます。その場合は 早生 中生(なかて)品種で対応します
4、日当たりが収穫を増やし育成時間を左右します
しかし最初に貸してもらえる田んぼというのは 日陰になる田んぼが多いです。そこでも問題なく収穫は出来ます 地主さんは1年間はあなたの様子を見ているので そこで問題ないければ 次にまたいい田んぼの話が来ます
5、借りれたら解かると思いますが、無農薬で稲作をやる人はまだビックリするくらい少ないです。そして農薬や除草剤の危険性を知っていても
無農薬に切り変える勇気のある人も少ないです、無農薬であることで起こる
すばらしいことも知らないです、ですが相手を否定せず、自分が無農薬でやりたい気持ちをきっちり伝えてください、これはとても大事な事です、
地域が農薬散布のヘリやドローンを飛ばすエリアなら、外してもらう事が出来るからです。また好意で地主さんが勝手に化学肥料や除草剤を撒く事があります、そのくらい無農薬とはどういうやり方なのか理解されていない
現状です。
6,獣害は今の農業ですごく深刻な問題です、せっかく育だった稲も一晩で全滅します、借りる前に必ず地主さんや周りの農家によく聞いてください。後から獣害対策の柵などを作るとすごくお金がかかります
多くの稲作農家は無農薬無化学肥料ではお米は育たないと思っています
そのブレインロックはかなりしっかりロックされています
無農薬はまだ変人扱いされる可能性があります
素人の僕らはそれをある意味ぶっちぎって行く勇気が必要です
他人の出来ないと思う意識を跳ね返すのは
きっと出来るという情熱と
もうたわわに揺れる黄金の稲穂を刈る自分を想像してしまうことだと
思います
その3 田植え準備につづく