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映画版『帰れない山』が5月に公開、これは見たい!

イタリアの作家パオロ・コニェッティの小説『帰れない山』。昨年読んだ本で、もっとも心に残った一冊です。

舞台はイタリア北部の山岳地帯。ミラノで暮らす主人公のピエトロは、夏休みに訪れた山あいの村で牛飼いの少年・ブルーノと出会います。仲良くなった2人は夏の間いつも一緒に過ごすようになります。やがて成長するにつれ別の道を進む2人でしたが、あることをきっかけにふたたび関係が生まれていく、、、というのが大まかなストーリーです。山の広大な自然やそこに生きる人々の様子が静かに語られていくのが魅力的な作品です。

この本が映画化され、今年5月5日から日本で公開されると発表されました。これは楽しみ❗️

公式サイトでは、「本当に大切なものは、無くしてから気付くー」というキャッチコピーとともにメインのビジュアルが公開されています。

私は映画に詳しくないので、監督や主演俳優についてはよくわかりません。でも、ハリウッドではなくヨーロッパの俳優とスタッフで制作されているようなので、原作の静謐な雰囲気が上手く映像化されているのではないかと期待が高まります(ハリウッド映画が駄目ということではありませんが、扱うテーマや描き方に向き・不向きはある気がします)。

この映画はカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したそうです。以前、是枝裕和監督の『そして父になる』も受賞した賞です。ますます楽しみになります。

春になったら、もう何年も行ってないミニシアターを久しぶりに訪れてみたいと思います。



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