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ローライフレックスを手にしたセレブたち~ジェームズ・デイーン、ビートルズから原節子まで

数々の著名な写真家たちに使われてきたドイツの二眼レフカメラ、ローライフレックス。

主に人物写真で使われることが多かったようなので、さまざまな有名人を撮影してきたのだと思います。一方で、そんなセレブたちの中には自らローライフレックスを手にして写真を撮っていた人もいます。ローライフレックスを構えていたり手に持っていたりする姿が、写真に残っているのです。

こちらのリンク先では、いろいろな有名人がローライフレックスを手にした写真が出ています。

まずはジェームズ・ディーン。きっと、どんなカメラを持っても様になったのだと思いますが、ローライを首から下げている姿は本当に格好いいですね。

彼は写真のモデルになるだけでなく、自らもプロの写真家にカメラを教わっていたそうです。もし若くして亡くならなければ、俳優であり、優れた写真家でもあるという人になっていたのかもしれません。

ビートルズからは、ポール・マッカートニーとジョージ・ハリスンがローライフレックスを構えた写真が出ています。こことは別に、ジョン・レノンがローライフレックスを持ったセルフポートレートというのもありました。

さらに、マリリン・モンローやグレース・ケリー、エリザベス・テイラーといった女優たちがローライフレックスを持ったりファインダーを覗き込んだりしている姿も。

日本人だと、女優の原節子が1937年にベルリンを訪れたときの写真で、手に持っているカメラがローライフレックスのように見えます。

こうした写真に出てくるローライフレックスは、どれが実際の私物で、どれが撮影のための小道具として準備されたものなのかはわかりません。ただ、ローライフレックスは当時の著名人たちに知られたカメラだった、と言うことはできるのではないでしょうか。

ちなみに、ジェームズ・ディーンが所有していたローライフレックスとケース、三脚が、2010年にオークションに出品されていたようです。こちらがそのオークションのページです。

5人(5回?)入札があり、4189ドルで落札されたとのこと。高いのか安いのか私には何とも言えませんが、出品品の紹介文には推定価格が6000-8000ドルとありますから、主催者や出品者の期待ほどには値が上がらなかったようです。オークションから10年、このカメラは今も落札者のもとで大切に保管、もしくは使用されているのでしょうか。

今回は、ローライフレックスにまつわる小ネタを書いてみました。








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