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タチアオイを眺めて背筋をシャキッと伸ばすラン

梅雨の最中でも、晴れると強烈な日差しが照りつけるようになりました。暑すぎる・・・とダレそうなランニングの途中で清涼剤のような刺激となるのが、私にとってはタチアオイです。

タチアオイ(立葵)。背の高いものは軽く人の背丈を越え、2メートル以上になります。そして名前の通り、凛と真っ直ぐに伸びるのです。

走っているときは、畑の脇や道端の花壇で見かけることが多いです。

支柱もなしにスッとまっすぐ伸びる姿を見かけると、走っている私も自然と姿勢を正しています。長い距離を走って疲れていても、猫背とかになっちゃダメだなと。タチアオイはグッと迫ってくるような花ではありませんが、静かな雰囲気からそんなことが感じられるのです。

より背が高く大柄な花をつけるヒマワリは見てもそう思わないのに、不思議なものです。タチアオイの全体的な線の細さや、下の方から順番に少しずつ花を咲かせていくところなどが関係しているのかもしれません。

鮮やかな赤から白、模様が入ったものまで、タチアオイの花の色は意外と変化に富んでいます。

「色違い」を探して走るのも、楽しいものです。

ちなみにタチアオイは、元々は薬草として日本に伝わってきたようです。花や根を干して胃腸や利尿の漢方薬、花のハーブティなどにしていたのだとか。

試してみたいところですが、タチアオイは私が
自分で育てているわけでもなく、「自由に使っていいよ」という知人もいません。さすがにドクダミほどあちらこちらに生えるものではないのですし。ここは、いずれ機会があればということで。

曇り空にも青空にも映えるタチアオイ。(私だけかもしれませんが)ランナーの背筋をピンとさせてくれるタチアオイ。まだしばらくは、咲いている姿を楽しむことができそうです。

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