見出し画像

ベランダ太陽光発電、始めました

ランニングを趣味にしていると、太陽の下で過ごす時間が増えます。日陰を見つけるとありがたい!と飛び込んでいく夏も、少しでも日差しを浴びて体を暖めたくなる冬も。

画像1

そんな日々を続けているうちに、太陽の力をランニング以外の暮らしの中にも取り入れたいと感じるようになりました。それで、思い切って小さな太陽光発電の機材(パネルと充電池)を入手することにしました。これなら、うちのベランダでも使えそうだと思ったのです。

到着したものを、朝イチでさっそく設置してみました。

画像2

準備は簡単。パネルを開いて太陽の方に向け、裏側にあるコードを充電池に差し込むだけです。朝でも5W, 6Wとすぐに発電が始まり、何だかうれしくなりました。バッテリーの表示窓に出る数値で、これまでの瞬間最大は67W。晴れた日の日中だとベランダでも50Wぐらいの発電量になっています。

バッテリーはこんな感じです。パネルと合わせ、Jackery(ジャクリ)の製品です。

画像3


パネルを広げたときの大きさが、大体高さ53cm x 幅120cmほど。使わないときは二つに折り畳めるので、幅が半分になります。薄いパネルですが、後面のスタンドを立てて太陽に向けて斜めに広げるので、使うときは多少奥行きのある場所が必要です。


バッテリーは、値段と容量、重さなどを考え、708Whというものを選びました。重量は約6.8kg。満タンに充電されると、スマホなら約40回充電でき、32インチの液晶テレビなら10時間ほど見られるそうです。

うちのベランダは、一日じゅう日差しが入るわけではありません。今までの発電では、晴れた日に朝から夕方まで7時間ほどパネルを出してバッテリーの容量が35%増えるぐらいです。太陽に合わせてパネルの向きを小まめに調整すればもう少し行けると思いますが、どんどん電気ができるというほどではありません。

とはいえ、パソコンとスマホ、タブレットの充電や洗濯機などをバッテリーで賄っても30%も減らないので、容量的には今のところ全く問題ありません。ひとつ残念なのは、このモデルだと消費電力が大きい電子レンジ、ドライヤー、掃除機などが使えないこと。ひとつ大きな1000のモデルならパワーがあって使えると、アマゾンのレビューに書いてありました。こうしたものを使いたい場合は、そちらの方が向いていそうです。

パネルもバッテリーもそれなりの値段なので、毎月の電気代が多少下がるとしても、金銭的に「元を取れる」のは10年とか15年後になるのかもしれません。もしかすると、その前にパネルかバッテリーが壊れたり、発電効率が下がってしまったり、なんて可能性もゼロではないでしょう。

でも、電線から供給されてくる電気とは別に自分の家で発電できるというのは、やってみると思っていた以上にうれしいものです。ほんの少しとはいえ、エネルギーを自活できるのです。ランニングに例えれば、とても無理と思っていた距離を走れるようになったとか、山道も含めて自力で行って来れる行動範囲が大きく広がったというような、「自分の世界が広がった感」に似ているかもしれません。

最近は、朝起きて晴れていると、食事よりも何よりも先に、ベランダに太陽光パネルとバッテリーを出すようになりました。

ランニングで自分は全身に日光を浴び、その間に家では太陽光パネルが発電する。それを貯めたバッテリーを使い、ランニングに欠かせないGPSウォッチやスマホ、ライトなどを充電する。そんな小さな循環に、ワクワクしています。

〈追記〉2021/11/27

アマゾンの年に一度のブラックフライデーセールで、Jackeryの太陽光発電装置がかなり値引きされています。12/2(木)まで。





この記事が参加している募集

#買ってよかったもの

58,807件

#SDGsへの向き合い方

14,638件

いただいたサポートは、ローライ35Sやローライフレックス2.8Cなどで使用するフィルムの購入や現像などに使わせていただきます。