見出し画像

世界最古の100マイルトレイルラン「Western States 100」50回目の大会が始まった

アメリカ・カリフォルニアの山岳地帯を100マイル(160キロ)走るWestern States Endurance Run。通称「ウェスタンステイツ100」と呼ばれる、アメリカでおそらく最も有名で憧れを持たれているウルトラトレイルの大会です。世界で最初の100マイルのトレイルレース、とも言われています。

日本時間の6月24日(土)20時、現地時間の同日朝5時に、50回目を迎える今年の大会がスタートしました。嬉しいことに、YouTubeでライブストリーミングされていて、日本でも視聴することができます。それを見ているうちに、せっかくだからnoteで紹介しようと思いPCを立ち上げました。

https://www.youtube.com/@WSER100

100マイルのウルトラトレイルは、私が走れる範囲を遥かに超えています。雲の上の存在です。それでも、憧れはあります。今年のWestern States100では、まだ序盤ですが4月のUTMF(Ultra Trail Mt. Fuji)で優勝した中国のJiaju Zhao選手がトップを走っています。そのほか、私が知っている範囲では、以前にUTMFで女子優勝したこともあるCourtney Dauwalter選手が数年ぶりの出場しています。

今回はなんと、序盤の25kmほどは積雪が残った路面状況。天気は快晴ですが、一面の雪原のような場所を進んでいくところもありました。気温もスタート地点で10度ちょっとと、かなり低いようです。そして序盤は、空撮(ドローン?)と何人ものランニングカメラマンからの映像で、トップ選手たちの様子をしっかり中継していました。世界最高峰のウルトラトレイルレースの模様と、ちょうど夜が明けて朝焼けに染まる空や周囲の景色をライブで見ることができるだけでも、嬉しくなります。

解説の2人が中国のJiaju Zhao選手のことを話しているとき、「この大会でアジアの選手が表彰台に登ったのは、2009年の鏑木毅選手が最後だ」と言っていました。鏑木さんが2位になった年です。改めて、偉大なトレイルランナーだなと尊敬します。

トップ選手はゴールまで大体16時間ぐらいでしょうか。日本時間の6月25日(日)昼頃です。完走メダルをもらえるのは30時間以内だったかと思います。昨年は、上位選手がゴールした後もライブストリーミングが続けられ、晴れやかな顔でゴールするランナーたちの姿を「いいな〜」と見ていました。今回も、明日の夜まで何度もライブストリーミングを見にいくと思います。


いただいたサポートは、ローライ35Sやローライフレックス2.8Cなどで使用するフィルムの購入や現像などに使わせていただきます。