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ファジアーノ岡山VSレノファ山口。待ち焦がれたJリーグのある日常が戻ってきた


……タイトル長いな。

でも、本当に待っていた、この日を。
もう今年は来ないんじゃないか、なんて思ったこともあったから、目から汗が出るぐらいには感無量だ。


緊急事態宣言が解除され、少しずつ見慣れた風景が戻りつつある。
現在関東では第二波がじわじわと来ているようで、今後に不安がまったくないとは言えないけれども、クラブを始めいろんな方面の皆さんの辛抱強い準備とサポートで、ようやくJリーグは再開した。
本当に感謝しかない。ありがとうありがとう。

「『無観客試合』を違う言い方に変えよう」という動きがあり(「無観客試合」は不祥事などの罰則として行われるため印象が良くないとのこと)、「リモートマッチ」と呼ぶことになった。
それに合わせて、リモート応援システムも稼働。スマホをタップするだけで、歓声や拍手をスタジアムの選手に届けることができる、というハイテク機能である。うひょー。
開催前にちょっとだけ試してみたら、小さい声でなにか言っている。
これが束になって大きな歓声となるのだ。
すごいなー!

そしてリモートマッチの間、おうち観戦するサポーター・ファンのために、ファジアーノ岡山が誇る「ファジフーズ」(スタジアムグルメ)が再び提供されることになった。


これはめっちゃ嬉しいぞ!


ステイホーム期間中の5月、期間限定でファジフーズのデリバリーが実施された。胸にファジのバッジをつけた両備タクシーさん、笑顔でファジフーズを配達してくださり感謝したばかりである。
このたびは、せっかくなのでドライブスルーに挑戦することに。

どうやってやるのだろうと思ったら、これまたスポンサーの服部興業さんがガソリンスタンドの一部スペースを貸してくださり、車でそのまま乗り込める。クラブが去年から採用しているスマホアプリのPutmenu(プットメニュー)で注文と決済をすませてあるから、あとは待機しているスタッフの方から注文済のファジフーズを受け取るだけである。
NHKなどの取材も入っていてインタビューを受けたけど、たぶん地味やからボツやな……と笑っていたら、後日のニュースに0.5秒だけインするところが映っていた!


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美味しそうでしょ? 

毎回、対戦相手の地元にちなんだメニューが楽しみなマウンテン丼、
今回は、山口で人気のメニュー「チキンチキンごぼうマウンテン丼」。
山口ではこんな美味しいものを給食で食べているのか! くーーーっ。

(なかなか試合までいけないぞ)

というわけで、早めの晩御飯をすませ、TSC(テレビせとうち)による生放送でおうち観戦。
Jリーグアプリからも入れるリモート応援システム、YAMAHAが開発したものだそうで、あらかじめ録音した音声がアプリのタップによって、設置されたスピーカーから流れるらしい。
もちろん試合そのものを観なくちゃだし、選手へ応援も届けたいし、ととにかくスマホ鬼連打してたら、試合中はまったくTwitterなどにつぶやくヒマがなかったのであった。
TSCの解説は、元日本代表でファジアーノに所属した加地亮さん。こうやって何かと岡山に来てくださるのが本当に嬉しい。

(やっと試合まで来た)

試合は前半15分、相手陣からのロングボールを山口が奪取。中に走り込んでいた選手にパスが通り、あっという間に先取点を取られる。
さらに後半52分、うまい具合にフリックのパスが通って、イウリ選手にJ初ゴールを献上してしまった。濱田くんが押し切られるなんて!
1得点目といい、これJ2の人じゃないでしょーみたいな強さ、巧みさ。
あああーーー、こういうときに直に応援ができればなあー。
(スマホめっちゃ連打! 連打! 連打!)


その4分後。今度はパスを受けた上田選手から、猛然と駆け上がっていった徳元選手にボールが出る。DFをかわしてふわりと中に上げたところへ、ヨンジェ選手の横に詰めていた清水選手が、相手の上からダイビングヘッド。
まさに気迫のゴール。やっぱりやってくれた。


そして74分。上田選手のコーナーキックから、クリアボールを濱田選手が再び上田選手につなぐ。粘ってライン際から利き足でない右足で上げたボールを、ヨンジェ選手の鋭いヘディングが捉えた。
ものすごいヘディングだった……首大丈夫かと思うほど(そこじゃない)。
そして、あのゴールパフォーマンスのハートマーク。
直後に映った有馬監督がさっと両手を上げたので、おっでっかいハートマークする?と思ったのは自分だけ……ですよね(手を叩いたのだった)。
2-0から同点に追いついたこの瞬間。
もしスタジアムにいたらどれだけ盛り上がっただろう。


試合はそのまま2-2のドローで終了。
戦術のことはさっぱりで、ふんわりと雰囲気ぐらいしかわからないのだが、いろいろな方のレビューを読んでみる。
前半はおしていたように見えたのになぜ失点したのか。選手交代はどんな役割をしたのか。お互いのプランはどうだったのか。
こういうことがわかったら、もっと楽しいんだろうなあ。


というわけで、待ち焦がれたJリーグのある日常が、戻ってきた。
ワクワクして、しょんぼりして、また盛り上がって、……そんな一喜一憂する日々が、ようやく帰ってきたのである。



おきらくなちっこいペンギン。ゆるーーーいファジサポ。介護とか雑記。