美しいチョコレートの闇

甘い香り、とろっとした口溶け、ほろ苦さ
チョコレートって、本当に悪魔的な食べ物。

時に、無性に食べたくなるんですよね。

でも、そのチョコレートの裏には、チャーリーとチョコレート工場では無く、

たくさんの子どもたちの犠牲があることを知っていますか?

先日、バレンタインデーがあり、多くの人がチョコレートの加工品を食べる日だと思います。

日本では、年間に252,150トンものチョコレートが消費され、バレンタインデーに1年間の25%ものチョコレートが消費されます。

チョコレートというのは、カカオ豆から作られるのはみなさんも知っていると思います。
その、原産国はガーナ、コートジボワール、ナイジェリア、カメルーンなど西アフリカの国々です。

そして、西アフリカの国々でチョコレートの生産に関わるのは、多くの奴隷児童たちです。

「今の時代に奴隷ってあるの?」

日本人ならそう思ってしまいますよね。

チョコレートの生産には、人身売買によって集められた子供たちが、低賃金で働かされます。

奴隷という言葉からも伝わるように、その労働環境は残酷なものです。

農薬を大量に浴びるため病気になる、病気になったら殺されて、新しい子供を調達する。

西アフリカで働いている約64%が14歳以下だと言われています。

私が言いたいこと

それは、

安価なチョコレートの大量消費が児童人身売買をに加担している

ということです。
バレンタインデーで、売れるからと言って企業は大量のチョコレート加工品を製造し、そして、その大半を廃棄しています。

大量に消費され大量に廃棄されるたびに、原産国の子どもたちはより一層働かされ、労力と自由を奪われ続けます。

どうすればいいのか

単純な疑問ですよね
チョコレートは食べたい、でも、子どもたちに過酷な思いをさせてまで、、、、

と思ってくれた方がいることを願います。

そう思ってくれた方は、ぜひ

フェアトレード商品

を買ってみてください。

正当な価格で、取引された商品の事です。
つまり、適正な人件費が支払われるためチョコレート自体は少し高くなります。

しかし、差額200.300円が子どもたちの命を救い、生きる選択肢を増やす。

そう思えば、安いはずです。

知らないうちに、闇に手を貸さないように。

少し気をつけて買ってみてください