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「はじまり」を思う。

イタリアでの人生が、ほぼ20年を迎えることになるとは、2001年の8月にこの地を踏みしめた時には、多分、思いもしなかった。

「凄いですね。そんなに長く…」

そんな風に感嘆されることも、イタリア生活が長くなればなるほど、あったりするのだけれど、当の本人としてみれば、もともと大きな目標があったわけでもなく、日本での生活は、ある意味、順風満帆ではあったし、そんな中で、ポンとイタリアに飛んできたことは、どちらかというと、人生に「魔が刺した」と、言えなくもない。だとしたら、魔に刺されっぱなしの人生ってやつだけど、それも悪くはないなぁと、最近では思いはじめている。

自由奔放で、キチンとするには程遠いイタリア人たちに囲まれていると、思いもしない方向に向かって行ったりして、それはまるで、彼らの会話みたいなもんだけど、そんな人生を歩んでいたりする。

目標っていうのは、あったほうが良いのだけれど、無くてもいい人生があってもいいと思うのは、20年目を迎えた今の私が思うこと。

という事で、note はじめます。

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