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企業広報・宣伝が振り返る 学んで事業貢献 ウェブ解析士

おはようございます!リブラン広報・宣伝の戸口木綿子です。リブランは、今年で創業55周年を迎える社員数60名ほどの小さなマンションデベロッパー。市場への住宅供給戸数も少ないのですが、24時間楽器演奏可能な防音賃貸マンション「ミュージション」や、風通しや自然素材にこだわったリノベーション「てまひま不動産」など、他ではなかなか見かけないようなユニークなブランドを手掛けています。

このnoteは「#WACA Advent Calendar 2023」の21日目の参加記事です。

昨日はふたむらゆうすけさんの「計数管理とか大事そうな数字に向き合うことを具体的に言うと、スパロボVにおけるブラックサレナの回避率とディストーションアタックのCRT率を考えて置くことくらい大事、特に敵ターンの時」。ぜひこちらもご覧ください。

さて。今回はWACA、一般社団法人ウェブ解析士協会のアドカレということで、ウェブ解析士保持者である私が、日々の業務でこれらの学びを何に活かしたいと思っているかをお伝えします。

こんな方に読んでほしい
ウェブ解析士SNSマネージャー取得に興味があるけど、実務にどう活かせるのか具体的に描けていない
・勉強、取得、資格保持にかかる時間や費用を考えると、そこまでかける価値があるかどうかはかりかねている
インハウス広報がウェブ解析を勉強して何になるのか知りたい

なぜウェブ解析を学びたいと思ったか

私がウェブ解析士を取得したのは2017年、6年前です(結構前だった!)。この時は私はまだ賃貸仲介営業担当で、宣伝・広報ではありませんでした。

当時、娘を産んで育休から復帰して2年が経過する頃。時短勤務で思うようにお客様の希望日程にスケジュールを合わせられず、アポを取った後のお部屋へのご案内は同僚に任せることが増え、このままでは会社のお荷物になってしまうという強い危機感を覚えました。

そこで、自分のスケジュールに合わせて集客に尽力できる業務として、
1、ホームページ運営でセッション数を増やす
2、SNSアカウント運用(X、Facebook、YouTube)オーガニックと、一部広告も
3、入居者イベントの企画
4、空き待ち登録者へのメルマガ作成・送信
5、アンバサダーからの紹介契約

主にこの5つを数値目標を設定することに。この頃は、ミュージションのホームページ運用はミュージション事業部(ミュージションの仲介営業と管理を担当する部署)で担っていました。
宣伝部と協力してリスティング広告SEO対策のコラム発注をしたり、セッション数を伸ばして反響をより多く獲得するために何ができるかな〜と情報収集していたときに、出会ったのがウェブ解析士という資格です。

公式ホームページを見てくださる方の数や属性を確認をするのに、最低限のGoogleアナリティクスの見方は書籍等で独学で習得していました。ただ、それが何らかの施策を行なったことで改善したとわかるエビデンスはどう解釈したらいいのか、どの期間で比べればいいのか、来期の目標数値を決めるのに何が正しいのか・・・

外部のコンサルタントからは毎月レポートをもらうものの、見方がよくわからず、報告もこちらがわからないのをいいことにごまかされてるんじゃないか?と思ったり。
社内で知見のある者もいなかったので、ならば自分が体系的に学んで基準を作ろう!と意気込み、研修の受講を決意しました。

講座は当時対面オフラインで、集団でのディスカッションを交えながらの内容。IT企業の若手社員から、独立してウェブマーケティング支援の会社をおこしている方など、参加者属性は様々。不動産会社の営業は1人しかいなかったのは確かです(笑)。

ウェブ解析士取得の甲斐もあって無事に当時の目標も大幅達成することができ、戸口はウェブ集客や口コミ集客が得意になりつつある!むいている!という上司の判断もあり、宣伝部への異動が決まりました。

ウェブ解析士って、Googleアナリティクスのプロってこと?

当初はGoogleアナリティクスの正しい見方と目標設定の根拠について知りたいという目標がメインでしたが、ウェブ解析士は自分が思っていたよりも範囲が網羅的でした。

ウェブ解析士とはアクセス解析をはじめとしたウェブ解析データを活用し、デジタルマーケティングを通して事業の成果を導く人

ウェブ解析士協会ホームページより

とあるように、ただ解析できればOKではなく、それが事業の成果に結びつくことで初めて価値を生み出せる人材となれます。

デジタル化戦略からKPIの設計、広告予算の考え方や計算、ソーシャルメディアやオウンドメディアの解析手法、レポーティング作成など、ウェブ解析やデジタルマーケティングの理論から実践まで、幅広い内容を網羅的に学べます。

ウェブ解析士になってよかったこと

さて。研修と勉強の末、無事資格を取得したことで、これはよかったなと思うことは5つあります。

  1. 名刺に「WACA公認 ウェブ解析士」と載せることで、会話のネタになる

  2. ウェブ解析士協会正会員となることで、業界最新情報に常に最先端で触れられる

  3. マーケティング用語IT用語に詳しくなり、外部のコンサルタントや専門家との会話にもついていける

  4. ウェブ解析士協会主催のセミナーインスタライブ等での登壇経験が得られる

  5. 弊社のマンションを建ててくださるオーナー様にとって「集客に強い」「有資格者が担当してくれる」という安心材料となる

  6. Googleアナリティクスを用いて毎月自社ホームページの解析レポートを作れるように!効果測定・予測→次月アクション検討、実践→また測定、と、ぐるぐるPDCAをまわすことで流入数、反響数up

その後、ウェブ解析士協会が新設したSNSマネージャー上級SNSマネージャーという資格も取得し、協会主催のインスタライブに私も登場させていただきました。
ランチタイムだったこともあり、社内でも他部署のスタッフが見てくれていたり、X(旧Twitter)で知り合った広報仲間など、みんなが見てくれて嬉しかったですね。

上級SNSマネージャー取得の経緯と効果については、また別の機会で!

年会費6,600円が痛い・・・けど、実はお得?

ウェブ解析士という資格を保持し続けるためには、下記の2つが必要です。

  1. 公式テキストは毎年改訂。フォローアップテストを受け、合格すること

  2. 年会費(6,600円)を期日までに支払うこと

1に関しては、ウェブの世界は目まぐるしく情報がアップデートされるので、最新情報をいち早くキャッチアップするためには毎年のフォローアップ試験合格は最低要件。

テキストも、私が取得した頃と比べるとどんどん分厚くなって、解析士を名乗る上で知っておかなければならないことが増えていることを実感します。

年会費も、毎年かかるので少々お財布は寒くなりますが、年会費を支払った人は5点の特典が与えられます。

ウェブ解析士認定試験 公式テキスト(4,400円)の無料配布(毎年)
・各種スキルアップ講座(エキスパート講座など)の参加費割引
会員コミュニティーへの参加
ビジネスマッチング機会の優先提供
各種資格のオープンバッジ(1100円/発行)の無料付与

そう思うと、6,600円って超お得では?

といいつつ、実はまだフォローアップテスト未受験なので(汗)、期限の12月25日までにバシッと受験して、ビシッと合格し、来年もウェブ解析士だ!と胸を張って名乗れるよう、そして解析で得た成果を事業に還元することができるよう、邁進していきます。



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