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計数管理とか大事そうな数字に向き合うことを具体的に言うと、スパロボVにおけるブラックサレナの回避率とディストーションアタックのCRT率を考えておくことくらい大事、特に敵ターンの時

歳を重ねるごとに秋の短さを痛感するこの頃、銀杏の葉が異様に空高く舞う景色だけは忘れまいと必死に日々を生活しております。
落ちた葉ですらきれいだと感じるのは、ぼくにもまだ、人の心が残っているのでしょうか。

今日はそんな豊かな心情は横に置き、タイトルのような記事を一本仕上げようとしています。

ウェブ解析士協会のアドベントカレンダーに参加しているため、「WACA Advent Calendar 2023」の20日目の記事だと書かなきゃいけないらしいです。
そういうルールらしいです。

参加資格はウェブ解析士の資格があればよさそうなので、アクセス解析の話を2%、それ以外の話を98%とそれっぽいルールでやりたいと思います。
こうみえて去年支部長やってたんですが自由にやらせていただきましたので、引退後も自由にできれば幸いです、大竹さん。

昨日は山田恵理子さんの「ウェブ解析士を取得したら仕事内容や視点が変わった件」でした。

ということで、おそらくいろんなビジネススクールで大事にされている理論と実践について、あくまでも実践に基づいたものをわたくしめの頭の中で理論にした上ものを再度実践に落とし込むのじゃあ芸が無いですよね。

理論と実践、具体と抽象を行き来するなら、そう、まるで並行世界へ行くくらいがおもしろいだろうということで、スパロボプレイ時の実践に置き換えたときにどのように考えられるのかを踏まえて、銀河を救っていこうと思います。
一橋大学大学院の理論と実践、良いですよね。

国民の皆様ご存知の通り、スパロボって銀河を救うゲームですから。
以下、順不同で最近のぼく的トレンドの計数管理や仕事において大事そうなことを書いてみました。

某CMOの言葉を信じて、話進めてきます。

ROASに原価を加えてROI算出

各原価を計算しながら売上表やそれに該当するような表を作っていきます。
複数広告ある場合は、媒体ごとに行った上で合計まで出せると良さそうです。媒体ごとにどれくらい利益が出ているのか、受注率なども見れると理想。
原価計算は企業によって違います。
・一律●%と計上する
・サービスごとに●%と計上する
などもあるし、無料相談などを受けているケースは相談にかかる時間などは顧客によって毎回違うはずなので、1問い合わせごとにぴったりだすのは難しいと思います。

そのため、ある程度は概算値になっても良いと考えてできる範囲での計算にしています。深くできればもちろん良いんですけど、そのあたりは要相談という感じで考えています。一つのメニューしか管理しなければ楽なんですが、メニュー多いとこは大変すぎますもん。

クライアントさんからは、問い合わせは来ているけどほんとに売上に繋がっているかわからないとか利益が残っているのかわからないと言われた際に、ちゃんとこうした指標を共通認識として把握しておけば、現状でも充分に成果繋がっているから広告費を増額するのか、別の取り組みに予算を割くのかなど、前向きに把握できます。

裏を返せば、ここで利益が残っていなかったら、ビジネスモデルを見直すか、広告を考え直すかなど抜本的な改善が必要になります。
(事業会社の方にとってはやってて当然の考えかもしれないです)

結局こうなった場合には、広告を一生懸命考えることよりも、サプライチェーン全体を見た上でどこを変えていくのかを考えていくほうが企業にとってメリットが出るケースがあります。

何が大事かって、経営者(クライアントさん)に追わなきゃいけない指標に気づいてもらうことです。
こうした集計結果を定例会とかでネチネチと報告していけばよいのです。

スパロボに置き換えると、機体はフル改造しているので伸ばしどころがないときにパイロット性能を上げるのか、特殊技能で補うのかなど色んな方法が考えられます。強化すべきポイントはそこじゃなかったって感じですよね。
お気に入りのスーパー系の運動性上げたり、リアル系の装甲上げたりって、もちろん意図があれば悪くはないんですけど、それよりも部隊全体を見て盤面を最適に運ぶために費用を投資していきたいです。

媒体ごとにネチネチ改善する

媒体出稿している競合情報をもらって、どの程度伸びしろがある媒体か検討します。
競合企業が媒体内での掲載1位を取っている場合は
・どれくらいの問い合わせがあるのか?
・うちが改善した場合はどれくらいの問い合わせが見込め、CPAはいくらで着地するのか
などを考えながら媒体ごとの出稿・改善を考えます。
また、有力媒体であれば、媒体担当者に力技でほしい枠を確保してもらうパワープレイも大事です。
そうよ、世の中大事なのは富・名声・力ですわよ。

そして最後に、掲載の際は値切ることも忘れません。
値切るけどクライアントの評判は保つように、外部関係者のポジションを最大限に活用した値下げ交渉をします。

下記のウェビナーでも少しお話しましたが、媒体ごとの改善や担当者との関係構築は非常に大事になりつつも、媒体の思想というか、媒体運営元の企業がどれだけ経営資源を割いてその媒体を運営しているかによって、媒体への本気度を考えながらこちらも媒体活用の参考にしていきたいです。
グレーなことをやらない企業なのかとかも大事なポイントです。

ホットペッパーや食べログとかの有力媒体は、イデオンとかゼオライマーとかのイメージです。スパロボで言うところの、1機で敵軍全てを殲滅する機体です。

もしくは、どのような業種でも安定的に集客に繋がりやすいGBPやSNSなどは、νガンダムのようなポジションの場合もあります。
νガンダムって、なんであんなに安定しているんでしょう?

競合対策

とにもかくにもどこまでいっても競合は徹底的につきまとってきます。競合相手のサービスを受けに行く、説明会に参加する、スタッフ同士で知り合いがいないのか伝手を辿って中の情報を得るなど、仁義なき戦いが繰り広げられます。

競合が上場しているならIR、医療法人なら役所から決算情報を取り寄せるなど、調べられる情報は色々とあります。ホームページには載ってない情報をどこまで仕入れて実態に近い状況を把握するかもポイントです。
ちなみに、ぼくの親友は広告ガイドライン違反とGBPの修正です。

競合企業が参入してくる時に考えるのは、スパロボにおいて強いと想定されるボスユニットまたはパイロット。ダイターン3におけるドン・ザウサーしかり、魔装機神におけるグランゾンしかり。Aの東方不敗マスターアジアで詰んだ過去を持っています。底力ってなんだよほんと。

その作品が参戦すると知った時点で敵を想定し、なんとか勝てるように考えるのはスパロボウェイの常。

なるだけ元データをがんばるお

元データを取得しているツールを確認したいところですお。
登録しているデータがぐちゃぐちゃになっていることでデータ取り出す時にうまく使えなかったりするので、ここも整理しておくと良さそうです。結局はビジネスにどこまで有効に効くかなので、そのビジネスの根幹になっているデータ周りは整理しておきたいです。
数字判断するのはWebの管理画面ではなく元データを心がけたいところです。

と言いつつもこの記事はウェブ解析士協会主催?のアドベントカレンダーなので空気読まないこと言ってすみません。でもやっぱり、元データのが大事だと思っています。

アクセス解析は言ってしまえばツール内に溜まっているデータの解析でしかないですし、ツールの限界はあるし、解析している媒体が全てであるケースって少ないですし。大手ECサイトとかはまた別だと思いますが、中小企業であれば解析以上にやることはあると思っています。

そんなこんなで、元データを管理している会社と何度も何度も話すことも大事だと考えています。
元データが動く前にウェブ側が動く可能性もあるけど、元データに入っているデータがビジネスの基本なので、そこからブレないようにしたいです。

あれですよね。
元データってスパロボで例えるならば戦艦です。
インパクトやウィンキー時代を未プレイのくせに...と思われるかもしれませんが、機動戦艦ナデシコが参戦したのをきっかけに、シリーズによっては圧倒的強戦艦が生まれた感じがしています。昨今の記憶に新しい、宇宙戦艦ヤマト、わが青春のアルカディアなど、ちょっとレベルが違うかと思います。
ヤマトの波動砲とかもうねえ...
あれで戦艦やってるんだからユニット出撃とかなくていいんじゃない?みたいな感じです。

兎にも角にも計数管理

何を大事にして、何を追っていくのかを考えたいです。
Web側ではなく、そのビジネスにおいて大事な計数管理は何かを見極めていこうとも思っています。目的なく計数管理するのは良くはないと思いますが、それでも大事何かを見極めるためにはある程度無駄打ちが生じてしまう可能性もあります。
徐々に拾う計数を増やしていき、最終的には重要度の高い項目を中心に管理していくのが良いと思います。

・GAが入っている媒体以外のリード獲得数
・問い合わせからの有効リード率
・当日キャンセル率
・契約率
・契約後のサービス提供進捗
など、ビジネス上何を重視して細かく改善していくのが大事なのかを考える必要があります。広告費も単一媒体の広告費で考えるのではなく、全媒体の金額や各媒体のCPAを見ていけると良いです。もちろん計数管理だけやればよいというわけではなく、必要がないフェーズもあると思います。必要な場合は、定例会議などでネチネチと経営者や関係者に報告することで、嫌でも意識が芽生えてきます。こうやってチームや組織で追うべきポイントを見極めていきます。

ちなみにこの計数管理で最も大事だと思っているのは、数字達成できなくても詰めないことです。
詰められたら相手はやりたくなくなってしまったり、数字を隠して報告してしまうので、達成できなかったり調子が悪いようであれば一緒に考えようスタンスが大事です。
らぶ、心理的安全性。

ここでもやはりスパロボで例えるなら、敵ターンに生じる回避率だと思っています。特にリアル系のいわゆる切り込み隊長ユニットの回避率。

スパロボRで真ゲッター2は、真マッハスペシャル(50%)に加えて、オープンゲット(25%)の確率で回避できます。とんでもないことなのです。

この場合、相手ターンの攻撃を回避して適切に反撃できるか、それを何ターン続けられるだけの継戦能力があるのかという、HP、ENの数値管理に加え、運動性を高めることによる回避率向上が必要になります。
運動性をどこまで高めることができればザコ敵の回避率を0%にできるのかなどが非常に大事です。回避率って、0%と5%では天地の差があります。

また、真ゲッターの場合はEN回復小を備えているので、強化パーツなしでもある程度の継戦能力があることはとても強みです。

この、真ゲッター2の回避率さえ高ければ、敵ターンに適切な反撃を行ってHPを削る、弱った敵を自軍のスーパー系ユニットで刈り取って気力を上げておくという流れができるので、まさに真ゲッター2の回避率は全軍にとって非常に大事な計数になります。

ここにこだわる価値はあります。

集客しすぎて行き詰まったら解決する問題を変えていく

・現状の体制で問い合わせを受けきれないなら、断るのかさらに受け入れられるように頑張るか検討
・増員して受け入れ態勢を取っていくなら採用活動するか
・もしくは、採用せずになんとかいまの状況で売上を伸ばす方法を考えるのか
・残業が多い企業であればどの程度の残業まで社員が許容できるのか
などを考えながら、社労士さんを交えて働き方を検討するなどに着手します。

その上で採用が必要なのか、雇用条件や働き方を変える(or スタッフに変えてもらう)だけで対応できるのかを考えます。
採用費や人件費が無限にあるわけではないので、クライアントさんがどうしたいのかも聞きます。

採用したいとなったら税理士さん呼んで、人件費や人件費率を出し、最適な人員配置から逆算した人件費とかも考えたいです。業界平均とかも聞けるとよいかもしれません。

また、働いているスタッフが専門的な業務に従事しているかどうかを徹底的に洗い出して、そうじゃない業務はアルバイトでも良いので依頼していく体制も作りたいです。

閑話休題

閑話休題とは、余談を打ち切って本題に入るという話なので、ここが本題です。
劇場版機動戦艦ナデシコに登場するブラックサレナです。真ゲッター2をもう少し具体的にしました。

強化パーツ甘めかもしれません、精神コマンドなしで移動力12はもはや黄猿かブルーノ

スパロボVでは比較的早期参入でファンを歓喜させた、ブラックサレナ。
わたくしのブラックサレナ(アキト)はトップエースではあるものの、ステータスを見ていただけたらわかる通り、ゴリゴリ強化しているわけではありません。

エースボーナスよ…

ということで、先程の計数管理といいますか、どうすると盤面運びがより良くなるのかという単純な一例をご紹介します。
ブラックサレナの移動力12という半端じゃない敵陣切り込み力を活かして、2ターン目には交戦状態に入ります。

ここで考えたいのは、
・反撃をもらうであろうおおよその敵数
・敵機体の現在のHPから逆算した必要与ダメージ
この時点で、ブラックサレナの反撃において1撃撃破を狙うか削りに徹するか検討。

必要与ダメージを分解すると、敵数に対して必要反撃数を考えた上で、
・気力やスキルによる変動を考慮した通常反撃時のおおよそのダメージと気力Max時の反撃ダメージを検討
・上記に対してクリティカルを検討
・クリティカルで1撃撃破を狙えるならクリティカル発生を視野に入れた対策を検討
の流れで検討していきます。まじで、遣唐使。

必要反撃数については、
・ディストーションアタックの消費ENから逆算した最大使用可能数
・ディストーションアタックS or ハンドカノンにした際のダメージ数
なども考えておけるとなおよし。

クリティカル率については敵ターンでの反撃値に関わるので、これで倒し切るかきらないか、倒しきらないのであればクリティカルダメージを与えても次の自軍フェーズでの攻撃において武器選択に差異が生まれないのであれば基本的にはクリティカル率を高める必要はないと思っています。

一撃で撃墜を狙わないなど、マップクリアから逆算して問題なければ、素直に諦めるところは諦める。じゃあどこをいじると上手く物事を運べるのか、最終的に思い通りに進めるにはどうやって運用するのがよいのかなどを考えていくことが大事です。

上記はあくまで戦闘マップに入った状態での話なので、ブリーフィングでしっかりと準備することが大事です。
ブリーフィングはサービス開発やサプライチェーン整備のようなもので、戦闘マップは営業や現場での対応のようなものです。ブリーフィングで準備できていれば、現場は楽になりますよね。
現場で起きた問題がブリーフィングで解決できるのかどうかもフィードバックできれば、よりよい運用(盤面運び)ができます。

仕事でもなんでもよく思うのは、目先の物事に対して勝ちをこだわりすぎていて無理に勝ちに行った結果、中長期で見たら負けてしまうのではないかと感じます。負けてもよいところ、妥協しても良いところ、でも最終的にはこちらが勝てるように着地することを考えるほうがよっぽど大事だと思っています。

さんざん偉そうなことを書きましたが、どれもこれも、重力波ビームというチートを積んでいるから単純計算で出来ています。
今回は劇場版機動戦艦ナデシコに登場するブラックサレナ(スパロボV)でご紹介しました。

作品ごとに、ビルバイン、スコープドッグ、紅蓮聖天八極式、バルキリー、ドラグナー1型カスタム、ガンダムデスサイズヘルカスタムなど、有名どころのリアル系ユニットが活躍してくれますので、初期ポテンシャルとプレイヤーの愛で育てていきましょう。

スパロボVだったらおそらくはヴィルキス派が多いですよね。
アリエルモード積んだ上に、HP・EN回復中ってなんだよそれ...
底力LV.9とHP回復が微妙なところですが、最強の名に恥じないヴィルキスではなくブラックサレナを使うのは、愛。

往年のビルバインポジション
直感、魂保有かつエースボーナスによる常時命中回避補正よ…

※Vじゃなくて恐縮ですが、スパロボAPのダメージ計算式を置いておきます

ダメージ=(基本攻撃力-基本防御力)× 防御側のいる地形の地形効果 × 特殊な能力による効果(エースボーナスなど)
基本攻撃力=(格闘or射撃+気力)/200*武器攻撃力*武器の地形適応補正
基本防御力=(防御+気力)/200*装甲値*ユニットの地形適応補正
クリティカルが発生した場合は最終ダメージ量×1.25

https://seesaawiki.jp/w/srw_ap/d/%B3%C6%BC%EF%B7%D7%BB%BB%BC%B0#content_3

良いチームを作るために

会社もクライアントさんの方々も、フラットに話をできるようなチームを作りたいと思っています。
チームの空気感というか暗黙のルールはリーダーが作り出すものだと思っているので、できる限りみんなが立場や経験関係なく意見を言える空気を作っています。

リーダーは完璧ではないからこそ、みんなで議論をした上で意思決定したいと思っています。
そうは言ってもリーダー像なんて人それぞれですし、ぼくはこれが一番自分らしくいられるから、このスタイルを取っています。

スパロボでも、友情補正や愛情補正ありますもんね。メンバー同士の信頼って大事。
この補正を使い、近くに指揮官・EWACなどを配置することで有利な環境を作ります。布陣ってめちゃくちゃ重要ですもん。
周りにいる人たちが知らず知らず良い影響を与えていることも多いので、常に周りに感謝をしながらもやるべきことをやりたいと思います。

最後に

最後までお読みくださってありがとうございました。
いかがでしたでしょうか、皆様の企業だけと言わず、銀河を救う手助けとなれる記事でしたでしょうか?

国民的ゲームであるスーパーロボット大戦では、常に外宇宙からの脅威にさらされています。
来るべき敵を想定して、日頃から自軍を強化するのはもちろん、様々な計数を管理して、効率よく敵を撃破していきましょう。
皆様のスパロボライフに幸多からんことをお祈り申し上げます。
明日はとぐちゆうこさんの「2024年の上級ウェブ解析士カリキュラムってどんな感じ?」です。お楽しみに。

この記事の内容は、かの有名な石井さんが主催されている忘年会でもお話しようと思います。代官山で開かれる業界のプロの方々が集まる会にこんなテーマで良いのかと思われるかもしれませんが、真面目な話です。

それでは、今年もありがとうございました。
また来年も、元気によろしくお願いいたします。


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