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自分を解く場所

将来に対する漠然とした不安


いつも通っている美容室があります。担当の美容師さんは元気いっぱいな20代の女性です。恋も仕事もこれからバリバリやっていきたい最中さなかで、いつも元気を貰います。

彼女は私が既婚者で、現在不妊治療をしていることも知っています。私が注射を打ったり薬を飲んだり、やることが沢山あるねと言うと決まって彼女は渋い顔をしてこう言います。

「やですよね!女ばっかり損な役回りで!」

優しい彼女は私のことを思って言ってくれるのですが、実際私はあまり損だとは思っていないのです。むしろこれまで身体的なことをまるで無視して暮らしてきたことを振り返り、この先は心と体の声に耳を傾けながら生きていこうと思うきっかけになったと思っています。

恐らく岐路に立っている私より、これから何が起こるかわからない美容師さんの方がずっと将来に不安を抱いているのだろうなと思います。20代を振り返れば、きっと自分だって同じように不安だったはずです。

役割以上の何か

そうして今はなるべくストレスを溜めないように、1日の間に楽しいこと、リラックスできることを散りばめることにしました。カチコチのスポンジにお水を含ませるイメージでしょうか。

自分を解くほどく場所はいつだって必要だったはずなのです。蔑ろないがしろにしてきた罰は受けますが、これからは別です。と言うことで私が最近始めたのはこんなことです。

  • 1日3粒デーツドライフルーツを食べること

  • THE BODY SHOPでお気に入りのシトラスマッサージオイルを買ってフォームローラーで夜な夜なバキバキに筋膜リリースをしていること

  • Amazon PrimeでBEAUTY THE BIBLEを観ること

特に3つ目のBEAUTY THE BIBLEという番組は結構ハマっています。この番組は美容・コスメ のHOW TOについてプロのビューティストさんが教えてくださる内容です。田中みな実さん, 福田彩乃さん, わたなべ麻衣さんがビューティストをお迎えする立場として毎回登場します。

番組を観てお化粧や美容の目的が人に観られるためだけにやると、それは単なる役割になってしまうけれど、自分でも楽しかったり幸福感を感じることがとっても大切だと思いました。

これはあの美容師さんの

「やですよね!女ばっかり損な役回りで!」


に通じるところがあって、子供を望むことも生むことも、楽しかったり幸福感があるから行動に移せるのだと思います。

全てのライフイベントを楽しめる社会に

今朝のテレビで日本のジェンダーギャップ指数が相変わらず116位と低い数字であると報じていました。確かに美容師さんの言うように、まだまだ性別による格差は大きいかもしれません。そこには社会の仕組みももちろんありますが、女性自身が仕方ないと感じていることって結構多いのかもしれません。

思い切って変えてみる、自分を解くほどくことをワガママだなんて思わずに積極的に取り入れること、生物学的にも心的にも大切だと思います。


初オープニングムービーを作ってみました。7/20からminneで販売予定です。ヘッダー画像はこのムービー内に出てくるサンプル画像です。

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