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勉強するって、簡単なことじゃない!

こんにちは。中学受験国語講師のゆうこ先生です。

皆様のお子様は、計画的に勉強してくれていますか?

子どもというのは不思議なもので、もう受験までとっくに1年を切っているし、偏差値は依然として届かないままなのに、「そのうちできるようになるっしょ」「ノー勉で半分も取れた!俺って天才かも?」などと言って、なかなか勉強してくれないのです。
そんな様子を見て、大人は
「受験まであと●ヶ月なんだよ?そんな調子で受かると思ってるの!?」と、詰め寄りたくなるときもあるでしょう。
正直、私もそう思うことは多々あります。

でも、そこで少し立ち止まって考えるのです。
「そう言う私は…計画的に勉強、できるんだっけ?」

思い返してみましょう。
あれは新卒1年目にあった、IT系の資格の研修。
最後に全員で一斉に試験を受けました。
「鈴木さん、惜しかったね、あと少しだったのに!」
研修担当から声をかけられ、私はこう思いました。
「まだ本気出してないだけ(笑)ノー勉でこれくらい取れたら十分でしょ?」
(言い訳ですが、研修当日ではなく後日に個人で申し込んで受かった場合には資格奨励金を貰える、という謎仕様になっていたのです)
そうは言っても、個人で申し込んだ試験日程までも1ヶ月を切っていました。
「ノー勉でこれくらい取れたら十分」などと言っている場合ではなかったでしょう。
それから、今私はとある資格の勉強をしているのですが、暗記事項が全く覚えられていません。
一度覚えたはずのことも、次の週にはもう忘れていたり…
もっと繰り返しやらないと覚えられないことは分かっています。
それなのにほら、こうしてまたベッドに寝転がっているではありませんか。
「試験まであと●ヶ月なんだよ?そんな調子で受かると思ってるの!?」
今にもそんな怒号が飛んできそうです。

何が言いたいのかというと、
「勉強するって難しい。怒る前に共感してあげましょう」
ということです。
皆様は私のように怠惰ではないと思いますし、計画的にやるべきことを進めるのが得意な方も多くいらっしゃるでしょう。
しかし、子どもはそうではありません。
今まで多少は社会の厳しさを経験してきているはずの27歳児でもこんな調子なんですから、小学生にはとても難しいことです。
「勉強したくない!」「ゲームで忙しいんだよ!」「ノー勉でもこれくらい取れたんだから、やらなくていいでしょ?」
こんなことを言われたときに、ぜひ私のことを思い出してください。

「うんうん。そうだよね。勉強って難しいよね?大人でもできない人はたくさんいるんだもん」
「勉強しなくてもこんなに取れたの、すごいじゃない!あなたが本気を出したらどんな天才になっちゃうのかな?楽しみ!」

一旦こんな風に思ってみると、少しは気が楽になるかもしれません。
受験まで時間がないから、勉強させなきゃいけない。
焦っているのは親の私だけ…どうして危機感持ってくれないの?
その気持ちは本当によく分かります。
でも、「なんで勉強しないの!早く勉強しなさい!!」と頭ごなしに怒られたら、私も辛いと思います。自室にひきこもって不貞腐れてしまうかもしれません。(笑)

勉強は、もちろんさせなきゃいけない。
でも、したくない気持ちにも理解を示してあげたら、お子様もちょっと救われた気持ちになるのではないでしょうか。

大変ですけど、頑張りましょう!
私も頑張ります!^^



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