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理科嫌いだったのに、理系選択して、薬剤師になって、おうちサイエンス始めた理由

今、友人と一緒に「おうちでわくわくサイエンス」というFBグループを立ち上げ、これからオンラインイベントをやっていこうというところなんですが、(10月のイベントはこちらから。無料です。)

実は小学生の頃、理科という科目は嫌いでした。

そんな私がなんで今こんなことやってるんだろう、という話です。

科学って楽しそうだな、とか、親が子どもにできることってなんだろう、とか考えるきっかけになるかもしれないので、読んでいただけると嬉しいです。


1理科の時間は体が拒否反応を起こしていた小学生の頃

小学生ため息

私は、小学生当時塾に通ってたんですが、社会の授業は眠くなり、理科の授業はお腹が痛くなるという子どもでした。自分でも「理科」という科目に対して苦手意識はありましたが、体が拒否反応を起こす程とは…

学校の理科の実験も特に好きじゃなかったです。理科室に集められ、説明を聞き、流れ作業的に進み、分担し、「これなんで?」と考える暇もなくテキパキやってさっさと終わる班は優秀、みたいな雰囲気とか。緊張さえしてたような気がします。

2文系と思ってたのに、あっさり理系に転換した理由

小学生高学年の頃だったと思いますが、

「国語が得意だから、将来は文系かな〜」と母に言ったら、

「え!そしたら先生になるくらいしか仕事ないよ!」と言われました。

それで、

「え、先生は無理そうだわ。じゃあ理系にする」

と、あっさり、「自分は理系なのだ」と思い込むことになりました。

「かーさん色々言葉足らずじゃね?」とか「国語得意だから文系っていうのも安直だし、あんたもあんたでそのまま受け取りすぎだよ」とか、ツッコミどころ満載の親子の会話ですが、自分が理系に進もうと思ったきっかけは本当にこれなんですよ。なんて浅はかな子どもよ・・。

3薬剤師になった理由

「自分は理系!」と思い込んだ私は、その後、理科嫌いも苦手意識も克服。「なんか、かっこいい」という理由で研究者を目指すように。化学生物は好きで、物理は苦手だったのに、1番門戸が広がるという理由で化学物理選択をしました。

大学受験の希望校の強気なラインナップを見て「薬学部も受けといたら?」と母。(母も薬剤師なのです)結局物理は克服できず、見事、薬学部以外全落ち。入学後しばらくは、研究者を目指していたけど、職場見学などを経て「あ、向いてなさそう」と、あっさり断念、「人のためになる仕事だし、素直に薬剤師になろう」と思ったのでした。

無事国家試験にも合格して、薬剤師資格を得て、薬剤師としてアルバイトもして、大学院に行きました。でも就職はこれまたふとした思いつきで、別の道に。(資格を生かした仕事ではありましたが。)就職が決まって院も途中で辞めました。

4子どもの頃のワクワクを思い出した時

時は流れ、母となり、子育てやらでモヤモヤし、「子育てを楽にするフードセラピー」に出会った頃。パンケーキやマフィンに色んな野菜をすり込ませたり、米粉やら、アーモンドミールやらいろんな粉で配分を色々試してみたり。それがとても楽しかったのです。

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そして子どもの頃、似たようなことやってたなぁ・・って思い出しました。母に隠れて(怒られると思っていたので)、パンケーキミックスにすりおろし人参を入れて意外といけるな!とか今度は千切りにしてはどうだろう?とか。(千切りは不味かったです)栄養価を高めるために「オールブラン」を入れてみてはどうか?食べやすくするためにチーズを入れてはどうか?とか。

こんな風に「栄養価が高いパンケーキを作る」ための実験をこそこそとやっていたのです。

台所のかがく

この本が家にあって、好きでよく読んでました。(今、絶版になっちゃてるみたいでこれはヤフオクでゲット)今読んでも面白い〜です。また別記事にしたいと思います。

6理科嫌いは思い込みだったのかも

こうして見てくと、理科とか実験とかやっぱり好きだったんだと思うんですね、昔から。

じゃあなんで学校や塾の理科は楽しいと思えなかったのか?お腹痛くなってたのか?

これは一緒に「おうちでわくわくサイエンス」をやる友紀子ちゃんと話していた時に「それそれ〜!!」と思ったことなんですが、多分「決まった手順で、決まった正解を出すための実験」がつまらなかったんだと思います。

小学生から大学までいろんな実験・実習をやったけど、論文書く時は除いて全部そうなんです。なんなら失敗したら正しい結果出るまでやり直さなきゃいけない。(最終的に自分で仮定を立ててあれこれ検証していくために必要なステップではあるのですが…)

身の回りにあるいろんなことが「科学」に結びついていることが見えたらきっと楽しかったと思う。多分先生はそこまで込みで説明してたんじゃないかと思うんですけど、知識の詰め込みが優先になってしまって、小学生の頃の私はそれを受け取ることができませんでした。興味の大小はそれぞれではあるけど、本当は勉強って楽しいはずなのに。

7おうちでわくわくサイエンスが目指すこと

ということで、「おうちでわくわくサイエンス」では、なるべく馴染みのある身近なものを使って、「やってみよう」のハードルを下げ、「楽しく」やることを第一にしたいな、と思っています。

ぶっちゃけ、YouTubeとかを見ればおうちでできるサイエンス実験は、いくらでも出てくると思います。…見て満足、ってことありませんか?(私はそういうタイプ笑。見て満足、買って満足)

でも「見る」と実際に「やってみる」ではわくわくのスケールが大違い。

・みんなで一緒にやるから気楽に参加できる
・わからないことは質問できる
・あれこれ自分で動画などを探す必要がない
・いつもと違った会話が生まれる
・楽しみながらちょっと賢くなれちゃうかも

ここでの経験がお子さんにとっての好奇心の源だったり、なんらかの種になったらいいな、と思っています。

10月イベントについてはこちらの記事をぜひご覧ください。

スタートしたばかりで手探りですが、

無料プライベートFacebookグループ「おうちでわくわくサイエンス」にもよかったらご参加ください。

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