日本語学校で教える人、必読! 日本語教科書のマニュアル
10月から日本語学校で教え始める人も多いのではないでしょうか。
使う教科書だけを見ていても、「はて? これをどうやって教えのか」と思うこともあるでしょう。
ということで、まとめてみました。教える人のための「指導書」。
いわゆるティーチャーズガイド。
長いので、必要なところに目次から飛んでください。
みんなの日本語
『教え方の手引き』という書名で、発売されています。通常、どこの日本語学校でも教員室に置いてあるはずです。
ワタクシ、この『中級』の手引きがとても好きです。
文法表現の詳細な説明は教科書の指導方法にとどまらず、他の教材を使っているときにも参考にできます。
そして、「チャレンジしましょう」の書く課題は、文章の型も提示されているので、ロジカルな文章を書く技術を提示することもできます。
できる日本語
『教え方ガイド&イラストデータCD-ROM』という書名です。本冊はkindle版も出ていますが、こちらは紙書籍のみ。
できる日本語のウェブサイトには、『課ごとの道しるべ』があります。
『中級』はこちらを参考に。
中級のヒント&ポイント
大地
『教師用ガイド「教え方」と「文型説明」』という書名ですが、2024年9月現在、スリーエーネットワークさんで品切れで、増刷されていません。
電子書籍で購入できます。
この教科書を使う学校なら、おそらく教員室にあります。
だそうです。お待ちください。
中級へ行こう・学ぼうシリーズ
教師用ガイドは、出版元のスリーエーネットワークさんのウェブサイトで無料ダウンロードできます。
補助教材として、練習問題もウェブサイトからダウンロードできます。
至れり尽くせり。
TRY!シリーズ
『教師のガイドブック』という書名で、Amazon のみで購入できます。
Amazon のオンデマンド印刷、つまり「注文があったら印刷し、書籍にして送る」というものです。kindle版もあります。
プロなら『START』のガイドはいらないだろうと思ってしまうのですが……。
げんき
アメリカの大学で教えるために作られた内容がベースになっている教科書ですね。
『教師用ガイド』です。この1冊で『1』と『2』をカバーしています。
教師用ページが公開されています。
おまけ
日本語教材を作っている出版社は、たいていその教科書について述べているウェブサイトがあります。
教科書の使い方のヒントがほしいときは、出版社サイトで検索するといいと思いますよ。