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【京の夏】上七軒ビアガーデンで芸舞妓さんと夕涼み♯098

ここ10年間、子育てでお酒の席からはすっかり足が遠のいてしまった。
そもそも平日に飲みに行こうと思ったら、在宅勤務の選択肢が無い夫に会社を休んでもらわないといけない。定時に帰ってきてもらったとしても、帰宅時間は20時前。そこから子守りをバトンタッチして、飲みに行くとなると、1次会に間に合うかどうかの時間だ。
なので、だいたい仕事がらみの会食は昼間に設定してもらっている。大学、会社員時代の激しい飲み会で鍛えられたアルコールへの耐性は、いまではすっかり弱くなってしまい、たまに飲み会に行くと、少量のアルコールでも確実に翌日に堪えてしまい、仕事、家事すべてのパフォーマンスが落ちる。だからこそ夜飲みに行く機会は厳選しなければならない。

そんな私が久々に友人とビアガーデンに飲みに行った。それは京都の花街、上七軒にあるビアガーデン。
東京に住む、雑誌の編集をしている友人が教えてくれ、2,3年前から行ってみたかった場所だ。
上七軒は、京都の北野天満宮近くにある花街。
幼少期をこの「天神さん」の近くの街で過ごした私は、上七軒に舞妓さんがいることは知りつつも、夏にビアガーデンがあることまでは知らなかった。

このビアガーデンを教えてくれた友人が、夏に京都に来る予定があると教えてくれ、一緒に行くことに。

ちなみにこちらのビアガーデン、1名利用はNG。たとえ保護者がいたとしても未成年の入場もできないので、我々子育て世代とすると、なかなかハードルが高い。彼女も海外に単身赴任中のご主人がたまたま帰省していたので、小学生のお子さんを預けての1人旅だった。私もこの日は祝日だったので、夫に子供を見てもらって参加。

昼間は北野天満宮の観光客で賑わう上七軒も、夜はガラリ。20時前に歩いている人はほとんどおらず、静寂な雰囲気が佇んでいる。会場である上七軒歌舞練場には、提灯の明かりが煌煌と輝き、趣のある玄関に迎えられる。


5,6分ほど待って案内してもらった会場もたいへん風情が感じられる場所。

友人と乾杯をして、友人と話していたら、浴衣姿の芸妓さん、舞妓さんが挨拶で席にまわってくてくれた。
浴衣姿が似合ってかわいい。

私たちのような女性客だけでなく、男性客、外国人客、いろんな層のお客がいるなかで、それぞれ話を合わせながら、席をまわる芸舞妓さんに感心しながら見ていた。

お酒もフードもだいたい1000円~
場所も場所なので、バカ飲みして大騒ぎしている客もおらず、落ち着いた大人の雰囲気。ちなみにビアガーデンは一見さんでもOK。
会社帰りに、ビルの屋上で飲む一杯もおいしかったけど、こういう風情がある会場で、友人と嗜むお酒もおいしい。

2時間で、お酒3杯程度、そして3人の芸舞妓さんとのおしゃべりを楽しみ、会場を後にした。

2024年の上七軒ビアガーデンは9/7まで。
京都の夏は川床も風情がありますが、こちらもなかなか良いですよ。


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