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title:Funeral

古い自分を葬る時だ。

わりと最近の話ですが、
自分の人生を完全否定されるような出来事があり、あまりの心情の苦しさに「いっそのこと死にたい」という考えがぐるぐる回っていた。

そんな中ふと
「私は日々死んでいるのだ」という、聖書のパウロの言葉が浮かんだ。
日々死ぬ=日々新しく生まれ変わる ということ。
罪もなく投獄され、命を懸けながらも、毎日己の生き様を新しく変化させながら、歴史のために情熱的に生きた人だ。

思えば私の苦しみは、あくまでその出来事はきっかけであり、根本は矛盾を孕んだ自分の考えから来るものだと気づいた。

そうだ、私も、染み付いた古い考えを捨てて生まれ変わろうじゃないか。

そんな思いから出発して描いた作品。

今年2度も桜に雪が降りつもったのがとても印象的で。
希望の桜と冷たい雪。
苦しみから抜け出そうとする自分自身と、世界の姿と重なって見えた。

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