見出し画像

イベント事業者がZoomライブ配信で気を付けていること②~出演者編

こんにちは。イベント休業中のComexposium Japan代表の古市です。
前回は、裏側の設定についてTipsをご紹介しました。今回は、出る側の目線で、気をつけている点をまとめたいと思います。

1、優先順位は、音>>>映像

以前にこんな投稿をしたのですが、、、少し間違ってました!すみません!

結論からいうと、絵面は二の次、大事なのは「音」だと思います。ライブ配信や大型会議をするのであれば、見た目よりもまず、聞こえやすさを整える方を優先すべきです。ビジネス系の配信の場合、映像がとまっても声さえ聞こえていれば内容に滞りはないですし、実際、登壇者さんの映像が何度かガジったこともありますが、クレームはありませんでした。聞いている側も、テレビ視聴のように画面を見つめているのではなく、ラジオ的なスタンスのながら聞きユーザーが多いという点もそれに寄与していると思います。

そこで、まずは「音」について注意すべき点をおさらいします。

・回線速度の整備:
大前提ですが念のため。どうしても重いようであれば、SnapCamera切る、動画切る、バーチャル背景切る、など手法をとることをおススメします。(Zoomから公式アナウンスがある訳ではないので要調査ですが、肌感で、バーチャル背景などの画像加工すると、重くなります。)

・イヤホン(マスト)
まず、スピーカーホンはやめましょう。どうしてもPCの音を拾ってハウリングしがちなので、イヤフォン/ヘッドホン聞き推奨です。

画像4

・マイク
これはあればベター。ライブ配信を定期的にする人は、常備した方が良いかもしれませんが、PCやイヤホン付属のマイクでも十分です。メリットとしては、声質(特に音量)が安定しやすい、ミュートの切り替えが手元でできるので楽、このあたりでしょうか。こちらに私が使っているマイクを一応貼っておきますね。上記の写真のように、雑音をとるべく、マイクにはなるべく近づきましょう。

・周辺環境の整備
FacebookやSlackなどの通知音もオフにしておきましょう。PCだけでなくスマホも同様です。このようなオンライン対策に加えて、家であればオフライン諸々、例えば郵便のドアホンも事前に注意です。また、音とは関係ないですが、万が一、プライベートなメッセージが画面共有の時にアクシデントでみえてしまっても恥ずかしいと思うので、配信に関係ない画面は一律オフにしておくと良いと思います。

2、見え方で気をつけたいこと

次に、映像の話をします。まず、覚えておきたいのが、そもそも一般のライブ配信は、画質が正直そんなによくないということ。ですので、見え方については、とりあえず明るささえ調整をすればOKとすら思っております。
毎週配信を行っているもはやセミプロですが、私のデスクでもこのレベルの装備です。

画像2


・明るさ

シンプルに、ただ明るけれ良いだけの話です。逆に、暗いのは絶対ダメです。
これは全く難易度の高い話ではなくて、特別逆光だったりしない限り、部屋にある既存の照明でどうにかなります。もしも個別にライトを使う場合は、顔の真正面〜少し上に置くように気をつけましょう。くれぐれも、顔下から光を当てないように。お化けになってしまいます。
また、特別なライティングを買わなくても、例えば、天井についているこういうライトを自分に向けるとか、その程度でかなり解決できます。

画像2


・角度

座高の関係で、普段のPCの高さ・角度だと、カメラを見下すようになってしまうのです。通常業務は全く問題ないと思いますが、これが、ライブ配信や大型会議だと、なかなか望まない威圧感が出てしまいます。大人数に見られるならなおさら、なるべく好印象は保ちたいですよね。ですので、せめてカメラと目線が同じ高さになるよう、20〜30cmくらいPC高さを盛ると良いです。土台はダンボールでもなんでも大丈夫です。私は、BoYaTaを使っています。

・ファッションとメイク
前述しましたが、白っぽい服を着る=レフ版効果があるのでおすすめです。デスクが白ければなお良いですね。
メイクについては、画像補正機能を使うと眉が消えがちなので、気持ちいつもより濃いめに描くことを推奨します。同じ文脈で、リップもくっきりな派手色を推奨します。その二点がはっきりするほうが表情がわかりやすくなるのです。(リアルと違って伝わる情報量が少ないので、表情などのいわゆる顔芸は意外と大事だと思っております。)
さらに補足すると、チークとかハイライトは基本すべて白飛びしてしまうのでオンライン会議レベルの画質ではもはや何の意味もないと思っています。そしてアイメイクは個々のお好みでよいかと。
ちなみに、服やメイクで遊びづらい難点もありますが、私は大きめのイヤリングでファッションを楽しんだりしてます。顔が明るくみえるし、動きがみえて良い気がするんですよね。どうでしょ?

画像7

・背景
前項の「音」のところでも解説しましたが、背景はそこまで重要じゃないかなと個人的には思っています。個性をあらわすバックパネル程度にとらえてもらうのがよいかと。大事な情報があれば、別アカウントからスライド表示すれば常設で表示できますしね。(詳しくは①ホスト編を参照ください)

もう一点、これは私だけかもしれませんが、今の画像処理技術だと、バーチャル背景やSnapshotで加工したままの動画をずっと見てると酔ってくるので、あえて使っていないという個人的嗜好もあります。
ちなみに、ad:techおなじみのこのド派手なレインボー背景ですが、実はアナログにリアルなバックパネルです。ここは超ローテクです(笑)
聞こえやすい、とよく言っていただけるのは、もしかしたらここに理由もあるのかも?私、実は一回もバーチャル背景使ったことないんですよね。

画像7

画像6


これもこれも、実は、全部リアル背景です。(ついでに、毎回徹底して派手イヤリングと白っぽい服をつけているこだわりが伝わりましたでしょうか✨笑)

ちなみに、冒頭にも使った私のどアップ写真、リップの色がショッキングピンクにつき、化粧がけばいって思った方もいるかもしれません。ただ、映像になれば↑上記のキャプチャのようにナチュラルにみえませんか?つけているのは全く同じ製品です。

画像6



以上、最後が微妙に脱線してしまいましたが、Zoomライブ配信をはじめてかれこれ二ヶ月!!あっという間ですが、試行錯誤続けて、少しずつ学んできたこと達をご紹介しました。
なにが正解かはわかりませんが、これからも色々なことに挑戦して、この危機を乗り越えていきたいなと思っています。

そして今日(4月28日)は、遠隔で3分ピッチ10本ノックにチャレンジしてみたいと思います。準備は万端!よかったらみてくださいね。

チャンネルはこちらです。毎週配信しているのでチェックしてみてください。Remoで定例ネットワーキング会を開いたりもしています。

ありがとうございました。

#adtechtokyo #stayhome



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?