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はじめに①~世界を目指してみよう~


すべては自分の自信から

「留学してみたいけど、英語が苦手なので不安なんです」
「海外駐在する話があるのですが、私にそんな大役が務まるのか心配です」
「世界で活躍するキャリア女性に憧れるけど、実際何をしたらいいの?」

私は仕事がら、女子大生や社会人の女性達とお話をする機会が多いのですが、そのたびに何度となく、海外に興味はあるけど、どうしたらいいのかわからないという不安の声を聞いてきました。

あなたが不安に思う理由は何でしょうか。

自分なんかが海外でやっていけるかどうか、わからないから?
語学力が心配だから?
外国人と対等にやり取りできる気がしないから?
 
そんな悩みの声を聞くたびに、私はこう言っています。

大丈夫、自信を持って。

海外に行ってみたい。
そう思った時点で、あなたは既に一歩を踏み出しています。

 そうは言っても、一度も海外に住んだこともないし、やっぱり不安…。
そう思うのも無理はありません。でも大丈夫。そんなあなたでも世界に羽ばたくことはできるんです。

世界へ足を踏み入れる

私は今、アメリカのテキサス州ダラスにある某大手日系企業で働いています。あっという間に勤続23年目となりました。

アメリカに住んで早や26年になりますが、そもそもは日本生まれの日本育ち。しかも大学を卒業するまで、神奈川県のはずれの津久井郡津久井町という片田舎で過ごしました。今でこそあか抜けた緑区という名前に変わり、町も大きく発展しましたが、当時はよく郡民とバカにされたものです。


もともと私は海外志向でもなく、バリバリアメリカで働きたいなどといった思いもありませんでした。むしろ面倒なことからは逃げだしたいタイプ。英語が苦手だったため、大学受験は英語を避けるために、国文科や日本文学科ばかりを受験するような人でした。いわゆる典型的なドメスティック女子

しかし「津田梅子さんって、歴史の教科書で見たことがある」とか「なんとなく大学名の響きがかっこいい」といったミーハーな思いから、女性の社会進出やインターナショナルなマインドを育む教育で有名な津田塾大学の国際関係学科を受験し入学することに。その在学4年間で、私の考え方は180度ひっくりかえったのです。

国際関係学科という名のとおり、同級生は海外を視野に入れた人達ばかり。いつか留学したいという子、国連に興味があるので模擬国連サークルに入っているという子。将来は発展途上国の支援に関わっていきたいので、現地の言語を勉強しているという子もいました。同い年の女子達が、自分のやりたいことを見つけて、それに向かって頑張っている。それに比べて私は今まで何をしていたんだろう…。英語が苦手だからという単純な理由で国文科ばかりを受験していた、今までの自分が恥ずかしくなりました。

留学してみようかな

よし、私も海外に目を向けてみるか。
苦手な英語も、克服するなら今しかない!

苦手な英語を乗り越える、一番手っ取り早い方法は留学しかない。そんな単純な発想で、大学卒業後はMBA進学のためにアメリカへ留学。といっても、こんな不純な動機で海外に飛び立った人間にとって、留学生活は甘いものではありませんでした。

そもそも二十歳そこそこの女子、が初めて親元から離れて一人で生活するだけでも大変。右も左もわからない異国の地で、しかも学業・生活の全てを英語でこなさないといけません。留学前は何とかなるだろうと軽く考えていたのですが、とんでもない。実際はネイティブの話を聞き取るので精一杯。大学では辞書なしでは全く理解できない科目もありました。授業はカセットテープ(時代を感じますね)に録音し、何度も聞き直してやっと追いつくという日々でした。

持ち前の根性でがむしゃらに頑張り、なんとか無事に卒業できましたが、今振り返っても本当に大変な留学生活でした。

留学後の話に続く↓↓↓


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