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【第3章】インスパイヤ⑥:Kaizenマインドを忘れずに

「Kaizen」って言葉、一度は聞いたことがあるのでは。
そう、語源は日本語の「改善」です。

この「改善」という言葉、今や世界共通語となり、英語でもKaizen(カイゼン)という単語で市民権を得ています。

ただ、厳密に言うと、日本語と英語で若干ニュアンスが違うよう。

日本語の「改善」は、今の悪い状態を改めてよくしていこうという意味ですが、英語のKaizenは、現状も悪くはないけれど、更に継続してよくしていこうといった意味合いがあります。英語でいうところのContinuous Improvement(継続的改善)ですね。

今回私が本章でグロ女にお勧めしたいのは、後者の英語的な「Kaizen」の考え方です。

今のやり方が本当にベストなのかな?
他にもっといいやり方はある?

世界で活躍するグロ女となるために、現状に甘んじず、常に自問自答。
好奇心をキープしておきましょう。



自分磨きを忘れずに

海外移住後の1~2年は、全てが新鮮で、「よし頑張ろう!」と高いモチベーションに満ち溢れている人が多いと思います。語学を勉強したり、積極的に現地の人達と関わったりするなど、自発的努力を怠らない方も多いのでは。

でも悲しいかな、数年経ってくると、「英語もまあまあ話せるようになったし」とか、「とりあえず身の回りは落ち着いたし」などと、モチベーションがフラットになってしまう方が非常に多いのです。

こうなってしまうのを防ぐために、常に自分が成長できるよう、アンテナを張っておきましょう。「今のままでいいか」「そのうち何とかなるだろう」とタカを括っているうちに、回りの友人や同僚は着々と成長して、自分だけが置いてけぼりになってしまうかもしれません。

新たな資格を目指して勉強するのもいいし、旅行などで視野を広げるのもいいし。更なる高等教育を目指して、現地の大学や大学院で学位取得にチャレンジするのもありかもしれません。

どのような方法であれど、現状に甘んじず、常に高いモチベーションをキープしておきたいですね。

高等教育の国際比較

大学院の話が出たので、日本と海外を比較するデータを見てみましょう。

少々古いデータではありますが、下記の図表が、修士号・博士号所得者数の国際比較です。残念なことに、諸外国に比べると日本は修士・博士の人材が非常に少ないのです。(出典:教育再生実行会議第三次提言

日本でMBAなどの修士号を持っていると、一目置かれる存在になるかと思いますが、アメリカではMBA取得者は決して珍しくありません。

図表③-1:人口100万人当たりの修士号取得者数(2008年)

図表③-2:人口100万人当たりの博士号取得者数(2008年)


ちなみに、企業内での研究者に占める博士号取得者の割合も、日本は決して高くないのが実情のようです…。

図表③-3:企業の研究者に占める博士号取得者の割合(2009年)


高等教育の男女比較


それでは、高等教育を目指す人達を、男女別で比較してみましょう。
男性と女性では、どちらが多いと思いますか?

おー、ドメ女さん、そう思いましたか。
実はなんとその逆、女性の方が多いんです!

アメリカにおける大学院生の男女比データを見てみましょう。

Statistaが2024年に発表したデータによると、2023-2024年度にアメリカの修士課程を取得した学生約86万人のうち、約63%が女性とのこと。

そう、男性よりも女性の方が多いのです。

しかもしかも、1986年以降、2024年の現在に至るまで、更なる高等教育を目指して大学院に通う学生は、一貫して男性より女性の方が多いのです。

図表③-4: Statista, Number of Master's degrees earned in the United States from 1949/50 to 2031/32 (in 1,000s), by genderのデータより筆者作成


グロ女の皆さん、世界で自分らしく、キラキラ輝く女性として活躍したいのなら、自分磨きを止めてはもったいない。

せっかく海外にきても「なんとなく慣れてきたし、今のままでいいか」という考え方になってしまっては、あっという間に元のドメ女に逆戻りです。

海外の女性達は、常に更なるキャリアアップに向けて、自分磨きを続けています。日本のグロ女達も、ぜひこのトレンドに負けないようにしましょう。

あなたの頑張りを見て、更にインスパイヤされる女性が周囲に少しずつ増えていくはず。常にKaizenのマインドを持って、自分磨きを忘れないようにしたいですね!


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