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#つぶやき|なんでもない自分になるのが怖い

 たまに、ダンスや英語、ペットの話をすると「なかもとさんは一体何を目指してるの?」と聞かれる。考えてみるけど、はっきりした答えは分からない。それがやりたい、ただそれだけ。でも間違いなくそれだけではない何かも自分の中にはある。その「何か」はつかめそうになくて、私だってつかみたい。だからこそ今年の初めに、好きなことについて目標を立てたのだろうと今になって思う。

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 私は今、会社員で会社のメンバーの一人として働いているけど、もしひとりになったら自分は何か人に負けないものがあるだろうか、自信を持って社会に投げかけられる何かがあるだろうかと、ふとした瞬間に考えては怖くなる。その時に「なんでもない自分」が出てくる。透明で色がなくて、そこにいることに周りは誰も気がつかない。私にははっきり見えていて形もしっかりしているのに…なぜが空気のようなそんな自分出てくるのだ。

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 会社にはそれぞれ人に負けないようなスキルや性質を持った人が集まっていて、その中にいると果たして「なかもとゆう」と言う人間はこの会社にとってちゃんと役に立つ人物なのだろうかと、出口のない迷路に迷い込んでしまう。

 そして先日は、ついに出口を探す(作る)ことを諦めていっそ「何者でもない自分」になりたいと、ぼんやりと迷路の中心で夜空を見上げて考え始めた。(そして、すでに何者でもなかったことにこのnoteを書いていて気付く笑)

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答えを無理に弾き出す必要はない

彷徨い続けるのも悪くないのかもしれない

疲れたら眠ってしっかり休めばいい

「なかもとさんは一体何を目指してるの?」

今度そう聞かれたら

「私も今答えを探してるところです」

とそう迷わずに答えよう

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 私がいろいろなことに取り組む理由はきっと、自分が「好き」と自信を持って言えることを持っておきたいから、なんだろうと思う。好きだから一生懸命やってます!思い通りにいかないことも多いけど楽しいです!と自信を持って言えること。キラキラとした汗を流せる瞬間があること。

 辛い時、その「好き」のどれかがきっと自分を支えてくれる。だから自分の中に「好き」をたくさん集めておきたい。他にももっと挑戦してみたいことがいっぱいある。その結果が結局のところ「なんでもない自分」だったとしても隣には「絶対に後悔しない自分」も同時に存在しているような気がする。

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誰かのために「何者」かになるのではない

自分のために「なんでもない自分」でいよう

そして彷徨い続けよう

迷いの途中でふと見上げる夜空は綺麗だから


おわり

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