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頑張れるものとそうでないもの

「これに関してはね、頑張れるんですよ(ニコニコ)」

スタートアップならではの忙しさの最中にいる弊社CDOから、さらっと出た言葉。屈託のない満面の笑みでなんだか楽しそう。

そうか、人それぞれ「きつい」の標準は違うんだった。とはいえ、楽しいというのがにじみ出るほど、ワクワクしながら仕事ができる人は稀有な存在。
自分に照らし合わせてみる。

スタートアップに転職して、まず最初に気が付いたのは、弱音を吐いたり、やらなくて済むならやりたくないな~という逃げ腰の思考が癖になっていたということ。

これはたぶん、精神的にかなりハードなストレス下での長時間労働から派生する精神的な疲労感によるものだと思われる(※あくまで自己分析)のだが、せっかく周囲でワクワク仕事をしている人たちがいるのに、一人だけしけた面(言い方が古い)しているのはもったいないなと感じた。

きっと公務員の後遺症である。
誤解のないように伝えておくと、公務員の仕事というのは、世間では「9時ー5時で帰れる」「安定」「簡単な事務処理」と思われているようだが、それは神話並みのレアなポジション。

中枢部はものすごいスピードで大きな判断をしていくし、業務を進めていく上で議員さんや、知事、副知事といったお偉いさんにプレゼンをする。最善の施策を打ち出すことを常に考え、県民への説明責任を果たそうと懸命に働く姿はとてもかっこいい。自分に関しては、そんなにできない職員ではなかったはず(と自分では思っている)だが、やはりちょっと向いていなかったのだろう。

自覚なく染みついてしまった逃げ腰思考を改善するための良い機会。どうやったら、きつくても楽しいし頑張れちゃう心理状態に近づけるのだろう。

新聞記者のときはどうだったか?
文章を書く仕事だったので、自分の表現を規制されることなく伸び伸び発揮できるとき、もしくは、信頼されて任されていることが実感できるときは、まさに頑張れちゃっていたと思う。(午前様はあたりまえ)

新聞記事というのは、読者からかなりフィードバックがあるので、記事の内容の良し悪しについても電話やらなんやら連絡が入る。批評は怖いけれど、自分の全力を余すことなく発揮して、様々な感想や、時には感謝の言葉が届くときはもう一日中ご機嫌で過ごしていた。仕事で書く文章で癒されるなんて、なんてエコなんでしょう。

そう思うと、頑張れるものというのはとてもシンプルで、昔から好きなことなんじゃないかなと。

人の波長は周囲に影響するらしい。

どうせなら、ニコニコ、ワクワクを届けられるような、パワーを補給できるような生き方をしたいし、文章を書きたいなぁと改めて思った今日でした。

さあ、明日は金曜日。週末に向けて頑張りましょう!



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