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公務員→民間 求められるスキル5選

この記事は、公務員から民間への転職を考えている方々に向けての情報共有です。
著者は、県職員から民間への転職を経験し、現在ちょうど2か月が経過したところ。様々なカルチャーギャップを乗り越えながら、自分に足りていない!と自覚したスキルをピックアップしました。
転職活動中で自分の経験が民間に通用するか不安に思っている方々の参考になればと思います。

公務員生活において不足しがちなスキルって?

「公務」とは、他業界の方々が想像するよりもはるかに過酷な業務。公平かつ平等なサービスを県民や市民の方々に提供することが中心です。

窓口業務でのクレーム対応もあれば、管理部門では政策の企画立案、組織のトップへのプレゼンなど業務内容は多岐に渡ります。

法律に基づき、過去の資料などを読み解いて滞りなく事務処理を行うことができる点については最強の強みですが、もし民間への転職を考えているのであれば、これだけで戦うにはややスキル不足。

他にも自分のスキルの棚卸をするとともに、民間を目指している段階で培っておいたほうがよいスキルにも意識を向けてほしいと思います。

私が現時点で気が付いた自分に不足していたスキルは以下のとおり。

  1.  先回りして情報を取りに行く瞬発力と行動力

  2.  自分の考えを伝える力

  3.  恐れずディスカッションに参加する勇気

  4.  自分で物事を決める決断力

  5.  世話を焼きすぎる能力の制御

順に説明していきますね。

スカウトメールを待っているだけじゃダメ!

まずは、先回りして情報を取りに行く瞬発力と行動力について。
情報は待っていてもやってきません。
転職サイトでプロフィール設定したあと、スカウトメールを待っているそこのあなた。本気で物事を動かしたいのであれば、今すぐ希望の業界の求人情報からカジュアル面談を申し込んでください!

転職先を探している最中だけでなく、入社してからも同じことが言えます。会社のルールや、業務進行の段取りなどについて自分の疑問点や不明瞭な点は積極的に質問していくことが業務進捗のカギになります。
「照会があれば対応すればいい」という公務員の姿勢は民間では通用しません。どんな情報が自分の担当業務を進める上で必要か、手探りででも目安をつけて、質問をする癖をつけましょう。
磨いていて損のないスキルだと思います。

あなたがどう思うかを伝えるスキル

私は一社目では新聞記者をしていたのですが、公務員を9年近く続けていると、自分の考えを言葉にして伝えるシーンはかなり減ってしまっていたと思います。

民間に入ってまだ間もないころ、社内MTGで意見を求められると、うまく言葉にできないことが多くありました。

なぜ言葉にできないのか。
とても情けない話ですが、最初に挙げた「情報を取りに行く瞬発力と行動力」も落ちていたこともあり、MTGにかけられている議題について事前に調べて考えたり、段取りを確認する姿勢が欠落していたようです。

公務は一個人の考えで動くことが許されない業務ではありますが、何か議論が巻き起こった際は、自分なりに議題の着地点を見据えて、自分の考えをまとめる練習をしておくといいかもしれません。

思いや考えを交わすことは喧嘩ではない

私の場合、公務をするにあたり、「自分の考えを伝える」=「相手に面倒をかけること」と思い込んでしまっていました。そのため、議論が起こる場面では、周囲のみんながやりたいようにやればいいというスタンスに立ち、議論の場から逃げていました。

この思い込みから目覚めたのは、現在の会社のメンバーが、冷静に自分たちの意見や思いを述べ合い、お互いの考えをすり合わせたり、意見や考えが異なる者同士でもきちんとコミュニケーションをとりながら、仕事を進めていく場面に出会ったときです。

公務員の世界では、法令に準拠したものや、トップダウンで進める業務も多く、考えの違いなどは業務遂行の邪魔になるというのもあったのかもしれません。大所帯で同一業務を遂行する場合には、議論の余地がないまでに規律を保つことも大切なことではありますが、スタートアップのような成長中の組織では、頻繁に意見を交換してよりよい着地点を探るので、このスキルは重要になるように思います。

決裁権者?いや、あなたが判断するんです

公務員のときは、何事も自分一人で決定することはなく、決裁権者の意向で物事が決められていたように思います。しかし、民間の、特にスタートアップでは、ポジションによっては、あなた自身の判断が必要になることがあります。

私はマネージャー職で入社したので、入社してすぐに、物事の判断をする場面に出会いました!最初はドキドキ・・・!
ここで初めて、いかに決裁権者に守られていたかを痛感しましたね。

もちろん、エイヤ!で決めるようなことはしません。
判断にあたり、選択肢それぞれのメリット、デメリットを並べて分析します。場合によっては上長に相談し、判断に至るという流れ。
とはいえ、時間は有限。ある程度の物事の判断については、瞬時にポイントを踏まえて比較検討し、判断できる人材になりたいところです。

大人です。そこまでやらなくて大丈夫

これももしかしたら性格かもしれませんが、私の場合、県民サービスの窓口対応でなるべくクレームが出ないように、終始丁寧な説明と対応を心がけていました。この頃の名残なのか、スタートアップに入ってもなお、ほかの社員に比べると、若干過保護な対応を取ってしまっています。

公務員の場合、異動してきてすぐの人や新人さんにはなるべく早く馴染めるように、よく声掛けなどをしていたように思いますが、民間だと入社したらある程度のルールが示され、各々がそのルールの範囲内で自由にするという感じのようです。
心配性の世話焼き体質全開でいってしまっていたようで、若干うっとうしく?思われていたかもしれません。まあ、過ぎたことなので良しとしようかと思います。これからは、うまく世話焼き体質を制御してまいります。


つらつらと書き連ねましたが、以上が公務員から民間に転職した際に自分に必要だと感じた5つのスキルでした!
参考になったという方がいらっしゃればスキをいただけると嬉しいです。
読んでみたいトピックもありましたら、コメント欄にお気軽に書き込みしてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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