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2023/8 読書録

1ヶ月ごとの読書録。
☆ / ☆☆ / ☆☆☆:また読みたいもの、面白かったもの

今月は13冊。
ルポ多めだった。


1.生き方

・東南アジア式「まあいっか」で楽に生きる本 ☆☆

日本に帰ってきたら暗い顔をしている人が多い、
マレーシアだとみんな自然体で楽しそうな人が多い。
1人で抱え込まない為にも要求水準を下げるべし(家事外注・仕事etc.)


2.子育て

・信じる子育て ☆☆☆

子育てに悩み2度目
前回はhow toばかりに意識が向いていたけれど、
今回はなぜ?(発達段階を理解する)に意識が向き、2歳息子へのイライラを「今はそういう時期だよね」と思えることが増えた(読んだ直後はw)。


3.小説

・Nのために ☆☆

同じ場面が何度も視点を変えて登場する
犯罪現場で全員が「誰かの為に」嘘をついているという不思議な現象

・いけない ☆☆

(キーとなる挿絵が3枚ついているので、耳読には向かない。)
事件の真相を語らないまま3つの物語が進んでいき、最後につながる。
恐らくもう1度読むと意図が理解できるだろう。

・贖罪の奏鳴曲 ☆☆

過去の凶悪殺人犯(少年犯罪)は弁護士になっていた。
ある事件を解決していく。彼は更生していたのか、していないのか。

・往復書簡 ☆

文通の書面にてストーリーが進む短編集

・禁じられた遊び ☆

映像なら面白いホラーかも



4.社会

・あの日 ☆☆☆

STAP細胞の小保方さんが当時の真相を語る。
小保方さんはとある教授の指導を受けながら研究しており、
チームで実験を分担もしていた。
疑問の残った箇所も教授の”大丈夫”を信じて論文になった。
「若い女性の研究者」という話題性のみで大きく報道され、
本来追求される範囲を超えた責任を1人負わされることとなった。
理研からも多くの理不尽な要求をされ、有能な研究者が道を絶たれた。
理不尽過ぎて、読んでいるだけで悔しい思いになった。
メディアも理研も過ちを繰り返してはいけない。

・JK、インドで常識ぶっ壊される ☆☆☆

インドでの生活(父の駐在帯同)の中での気づきや考えをまとめたエッセイ。
飲食店でレジ係>サーブ係>掃除係と、服装も体型(しっかり食べれる経済力と食事も不十分となる貧困)も見てわかる。
当たり前に運転手や家政婦がつく我が家と、路上で物乞いする子ども。
ボランティア活動を通じて自分ができることは何かを考える。

・失敗しないためのジェンダー表現ガイドブック ☆☆☆

メディアのジェンダー表現ガイドとして書き始められ出版に至る。
なぜ気になる人/傷つく人がいるNGワードとなりうるのかまで理解できる。
実際に使われた表現が紹介されているが、プロとは思えない程理解の浅いライターの存在や、現場で”真っ当な”記事を掲載する為のハードルの高さにも驚いた。
表現に気をつける=お互いを生きやすくする理解ができると感じた。

・ルポ 死刑 法務省がひた隠す極刑のリアル ☆☆☆

死刑囚や死刑に携わる刑務官、死刑囚の家族にもインタビュー。
アメリカでも1/3の州では死刑は行われておらず、韓国も実質廃止国。
先進国では、日本・アメリカ・中国のみが死刑を存置。国際的に人権問題。
死刑存置するとしても情報開示は必須、絞首刑の残虐性も問い直し薬物の自己注射などに変更すべしと感じた。
筆者の「死刑を廃止する前に、終身刑(仮釈放なし)を定め、まずは死刑の頻度を減らす→死刑廃止へ」に賛同する。

・パパ活女子 ☆☆

「パパ活」の定義から始まり、色々な立場の男女を取材している。
女性が大量に流入しており、過去と比べて買い叩かれている状況。

・何が彼女をそうさせたか ☆

売春する女性達と客として出会い、その会話をそのまま載せている


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