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卒業制作:サードプレイスについて考える

このところ、取り組んでいるのは卒業制作のテーマとその前提となるリサーチの作業です。
これは卒業制作と別の受講単位となります。

学びの目的としては、自分で見つけたテーマーを深堀りし、そこで出てきたアイデアとその過程を綴るアイデアノートを提出する必要があり、さらにそのアイデアと関連したデザイン制作物を提出する必要があります。

単位修得の流れは、このアイデアノートの課題をふまえて、卒業課題となる制作物を提出し、それが認められると卒業です。
アイデアノートと卒業制作で、違うテーマを扱うこともOKですが、大体のケースではそのまま同じテーマが多いようです。(時間的制約の関係だと思います)

これまで観てきた卒業制作作品で印象的だったのは、架空の化粧品会社のブランドを想定し、イメージ動画、パッケージデザイン、小冊子などのトータルブランディングの制作物を出した方の作品。
ブランドコンセプトも素晴らしかったし、メッセージの伝え方、個々の作品のクオリティも高いものでした。
この作品は卒業制作の中でもかなり優秀だったようで、確か特別賞のようなものを獲得された記憶がありますので、これはまぁ別格かと。さすがに全員にこのレベルが求められているとは思えません。

その他の卒業制作では、知育玩具的なカードゲームや、スマホのゲームアプリや、自己表現をテーマにした動画、絵本など、毎年様々なものが見られますが、なんとなく紙モノを作る方が多いイメージがあります。

私は「サードプレイス」という言葉を2010年代に知り、そこからずっとそのキーワードが気になっているので、この言葉を頼りにマインドマップを描いて、あれこれ思いつきをマップの枝葉に入れては、参考になりそうな本を読んでいます。
仕事柄、企画書を出すとかリサーチするとかはある程度できるのですが、ここから自身の手を使って何かしらを制作するとなると途端に凍りつきます。

しかも、このテーマで制作物ってどこに落とし所があるのだろうか…と悩みつつ。

このテーマの定番ですが、とりあえず1冊目はこれ。
フォトリーディング+マインドマップでざーっと気になる点を書き出し完了。

今日からはこちらの本を、今日は3分の1ぐらい完了かな

どちらの本も出版時に読んで以来、久しぶりに本棚から取り出したものです。

本気で参考文献を読み出すとそれだけでかなり時間が取られてしまうので、ほどほどに参考になる範囲だけ…と思いつつも、コロナを経て、「場所」というものの大切さに考えさせられる機会も多かったので、ついつい読みふけってしまいます。

こういう寄り道好きの悪癖がなくならない限り、卒業は遠いなぁと思いつつも、仕事のために大学行っているわけじゃなくて、老後の愉しみで行っているわけだし〜…と、言い訳が多い自分がいます。


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