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新たな道を決め、涙した長男

今夜、ご飯を食べてる最中、長男が涙しました。


学校へ行けなくなって、2ヶ月。通っていた全日制の高校はすでに単位が出ない教科が出てきていました。1教科でも単位が取れないと、進級できないので、留年となってしまいます。そこまでしてこの学校にいたいかといえば、そうでもなく。別の学校へ行くと言っても、なにをどこからやればいいのか?

さて、新たな学校探しが10月末から急ピッチで始まりました。なぜ急ピッチかと言いますと、通信制高校では年明けの申し込みは受け付けてもらえないからなんです。今日は11/5日曜日。吉祥寺の通信制高校を見てきました。アンケートに在学中の高校の名前を書くと、営業担当の先生が「おぉ、凄いじゃない?単願で受けたの?」と聞かれ、「いえ、違います」と子どもが答えると、「おぉ、すごいね!」との反応。予備校が母体の進学コースがある学校だからです。一通り、説明を受けて、複雑な料金体系も聞き、最後に必要書類を渡されたのですが、そこに既に「合格」という判が!
偏差値の高い学校からの編入はお墨付きということのようです。
とても来てほしい様子がことばの端々に表れていました。

さて、前日は2校、見学に行きました。
1校目は代々木にあるCMでもおなじみのアルファベットのネット高校です。
見学に行くと、おしゃれな雰囲気の部屋に通されました。びっくりしたことは特に映像を使った学校の紹介が素晴らしくて、引いちゃいました。

通信制学校にはスクーリングというものがあり、それは学校に通う日のことなのですが、それが、なんと!沖縄か茨城で数日過ごさないとならず、スクーリングに参加できないと、進学できない事態になるんだそうです。料金も複雑でわかりにくい・・・アピールやプレゼンは素晴らしく上手なのですが、私からすると、我が子には向かないし、ちょっと内容に違和感があります。

2校目は国立にある某テレビ局の通信制学校です。みなさんもよくご存じではないでしょうか?入り口には最近のビルに入るようなセキュリティーカードをかざして通過。何ともハイテクです。
校舎に入ると、理科室、家庭科室、進路指導室、図書室、体育館、グランドと設備は申し分なしです。
学校に行かなくなって、私が一番心配したのは、体力が落ちてしまうことでした。もともと体を動かすことがあまり好きではない子なので、体育ができる設備があるということはとても重要です。
今は学校に通えていないけれど、環境が変われば、通うこともできるかもしれない。そうなったら、授業だけでなく、高校生の間にしかできないスクールライフを楽しんでほしいこともあります。部活、友達との楽しいランチ、文化祭、運動会、恋愛、バイト・・・そんなことが叶いそうな学校でした。

部活がない学校もあります。部活があること、できる場所が設備としてあることは大切です。

さて、気になる通信制高校を3校見学して、子ども出した答えは・・・わたしが思っていた学校と一致していました。

さっき、泣きながら、伝えてくれました。
中学の時のお友だちも心配してくれ、会ったそうです。
「友達が優しくて・・・」その優しさにも涙していました。

そして、わたしもつられ泣き。
がんばったね、大変だったね。


1学期は頑張って休まず行っていました。
元気いっぱいのクラスだったようです。
おとなしくて、まじめな我が子は無理をして、疲れたようです。
夏休みに入ると、部活だけは行ってたのですが、9月からは登校できなくなっていました。でも、ちゃんと自分があって・・・学校を休み始めて暫く経ったある時、自分の想いを書いてみるように伝えると、なんと!便箋に9枚も綴ってきました。
迷っていること、これからのこと、自分の大事にしたいこと・・・色々なことをしっかりと考え、アウトプットしてくれました。


あまり外へ出ていなかった長男にとっては、ここのところの学校見学はとても大変だったようです。
もちろん、わたしも体力がなかったり、暑さ寒さに弱いですし、標的分子薬の副作用で下痢が続いています。正直とても大変でした。
でも、これがお世話できる最後かもしれない、と思い、力を注くことができ、自分で選択させることができ、満足です。そして、この後も続く、新しい出来事や出会いにハラハラ、ドキドキしながら、応援していきたいと思います。


では、今日はこのへんで。

またね♬



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