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終わりは始まり

「転機(トランジション)の始まりは何かが始まるときではなく、何かが終わるとき」(Bridges,W)

先日、10年間働いてきた会社を退職しました。
医療系新卒学生に向けたキャリア支援 兼 広報職としての
キャリアをこれまで積んできて、
新規ブランドの立ち上げにも携わらせてもらい、
これまで上司にもチームメンバーにも部下にも恵まれ
とても順風満帆な社会人生活を送ってきたと思います。

出産を迎えるまでは、社内ではいわゆるバリキャリ女子として
「Noとは絶対に言わない」、「不可能を可能にしてみせる!」
なんて意気込みと共に趣味の延長線のように仕事を楽しんできました。

でも、出産を機に人生観が大きく変化し大切な物が【仕事】から
【子ども、家族、自分自身の健康】へと変化していくのが分かりました。

「娘を幸せにするために、家族仲良く、私も長生きしよう…」

だけど、育休が終わり職場復帰すると、
やる事山積み。(そう捉えていたのは自分自身💦)
「無責任な仕事はしたくない」、「昔もっとやれてた」、
「私だったら出来る」、「結果を出さなきゃ」、「信頼されたい」…
呪文のようにこれらが自分の頭の中を巡り、
昔の自分が作った【こうあるべき】
の呪縛にぐるぐる巻きにされ、気が付けば
8:00~16:30退社から始めた時差出勤の退勤時刻が
15分、30分、1時間、1時間半と伸びていき
気が付けば、早出45分&残業45分…(え?意味分からん勤務時間)
結局残業三昧の日々。

娘が産まれた時に芽生えた
「娘を幸せにするために、家族仲良く、私も長生きしよう…」
の実現どころか、
延長保育で19時ギリギリのお迎え20時前帰宅。
寂しがっている娘を横目にスマホでメール返信しながら晩御飯作り。
娘をお風呂に入れながら報告業務、結局寝かしつけは22時。
家もぐちゃぐちゃ、夫とはコミュニケーション不足で離婚の危機。
娘の寝かしつけ後も、夜中1~2時まで残務処理。

「あぁ、このままじゃ私死んじゃう。家族もバラバラになっちゃう。
 娘の事も幸せにしてあげられない。」

そんな事を考えながらも、愛着のある組織や若手ばかりの部下達をおいて
辞める決断はできず、丸2年ワ―ママとして全力疾走してきました。

目の前の仕事を裁いて過ごす日々をズルズル送っていましたが
転機となったのは、「キャリコンの資格持ってないの?」という
上司からの一言。

長年キャリア支援の仕事をしてきて、
「キャリアの事はよく分かってる。わざわざ高いお金出して
 資格取らなくたって仕事できるもん。」
と先延ばししてきた資格取得でしたが、上司の
「そんなにプロっぽく仕事してて、資格持ってないんだ」
の意味が含まれたようにも受け取れるその質問に(笑)
電話を切ってそのまま、
資格取得のためのスクールに申し込みをしていました。
(なんと、その日が私が受講したクールの申し込み期限最終日で
 超滑り込みで申し込むという展開(笑))

半ば上司の言葉に負けたくない気持ちで始めた
キャリアコンサルタントの資格取得の勉強でしたが、
資格取得のためのスクールが私には面白くて…
(今までやってきた事が点と点が結ばれていく感覚)
仕事と子育てと休日丸1日授業で正直めちゃくちゃ大変だったけど
スクール終了する頃には、
自分が大切にしていきたい価値観やありたい姿、
それを実現するためにやるべき事
が明確化されたのと、人生の全体像が見えた感覚でした。

うかうか、目の前のよく分からない仕事を
裁く日々を送っている場合じゃない!
と、年末に退職の意思を上司に伝え、
3カ月掛けてチームが自立できるように
チームメンバーの能力と自信を高めつつ
フルリモートで働ける仕事を見つけるべく転職活動をし…
やっと先日、
自分の人生において大切で愛おしく感じてきた仕事に
終止符を打つことができました。

有給消化中の1カ月何がしたいかな~と考えた時に
自分が感じた事をアウトプットする場所を作りたいと思い
noteをはじめてみることにしました。

なぜ、アウトプットする場所が欲しいかというと…
①元々語るのが好き(笑)
 これからの人生も感じた事を語り、人生に意味づけしていきたい。
 あと、テキスト表現力も上げたい。
(これまで感覚と熱量でアウトプットしてきたから)

②ヨチヨチ歩き状態で残してきた元部下達が
 これからのキャリアをデザインしていくヒントとなれば…
 という思いあって。
 もしも、元部下達がこのnoteに辿り着いてくれる事があって
 その時、働き方や課題の乗り越え方で迷ってしまったり
 子どもを持って家庭と仕事のバランスに悩むことがあった時に
 テキストで支えてあげることができたらな~なんて。

③もしもの時が急に来た時、娘に遺言となるものを残しておきたい。
 娘が大人になるまで健康で生きていたいけど、
 これまでかなり無茶して生きてきたから、いつその時が来ても
 おかしくないな…と最近思うことが増えて(涙)
 もしもの時は、娘が大人になって困った時の支えになるような物を
 書き残していけたら良いなと。


何を綴っていくか…
これまでの仕事的な視点でいくと、
ターゲティングが大事だからコンテンツは絞るべき。(笑)
だけど、これは誰かに認知してもらうためでも
評価してもらうためでもなく、
あるがままの私を表現するものにしていきたい。

趣味のキャンプ、旅行、アクセサリー作り、
万年課題のダイエット、子育て、仕事、料理、、、
きっと、日々心動かされた事をあらゆるテーマで綴っていくはず。

もし、全く知らないはじめましての人が読んでも
誰かと比較したり、寄せたりするのではなく、
その時々で揺れ動いた自分の気持ち
そのままで良いんだと思えるような、、、
あるがままの自分を大切にして良いんだと思えるような、、、
そして、
「マル子はこんな出来事に意味づけし
キャリアデザインしながら生きているのか・・・
人の人生ってオモシロ!」
そんな風に思って貰えたら
これを公開して綴って良かったと思えるんだと思います。

終わりから始まるマル子の人生第二章?第三章?を
宜しくお願いします☺


 


 


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