スクリーンショット_2018-10-27_午後7

私が考える、ファシリテーターに向く人、向かない人

今日は、「どんな人がファシリテーターに向いていると思う?」ということについて書いてみます。以前Twitterでも発信したのですが、こんな記事を見つけました。

記事によると、日本ファシリテーション協会に所属している人は、学級委員長の経験者が他の組織より多いとのこと。面白いですね。


記事の中には、

ホームルームがうまく進められなかったトラウマなのか、仕切り屋さんが多いのか、はたまた損な役回りを引き受ける奇特な人たちなのか……。

と書かれていますが、皆の話し合いを進めたり、まとめたりすることの大変さを知っている人の方が、ファシリテーションに出会いやすいのではないかと思います。


記事の中では「言葉にこだわることができる人」がファシリテーターに向くのではないか?と書かれているのですが、わたしも同意見です。ファシリテーターには、Aという問いかけとBという問いかけ、どちらがどんな風に参加者の心に影響を与えるかな?という視点が欠かせないからです。



言葉にこだわる、以外の視点でファシリテーターにはどんな人が向いてるか?を考えてみました。


目立ちたがりでなく、そっと 「待てる」人
繊細で、勇気が出せる人
その場の「一員」として関わる人


この他にも語りたいことは山ほどあるのですが、このnoteでは簡単に3つ、ご紹介します。



目立ちたがりでなく、そっと 「待てる」人

まず、ファシリテーターは「オレが、オレが」という、目立ちたがりな人や承認欲求が高過ぎる人は向きません。ファシリテーターは関わるチームやコミュニティの価値や力が表に現れるのを早める役割ではあるのですが、「自分がなんとかしたい」という我が強いと、その場に支配的な空気が広がり、自由に意見が出てきづらくなります。


その場の人の声をじっと「待つ」が大切なシーンもたくさんある。なので、沈黙が苦手、とか沈黙をファシリテーターが割ることが多い場合は、ファシリテーターとしてもう一歩、ですね。




繊細で、勇気が出せる人

以前、繊細な人はファシリテーターに向く、という別の記事を書きました。その時も書いたのですが、ファシリテーターとしてもっとも大切なのは「何が話し合いの場に影響しているか」を見極めるスキルです。

ただ、見極めるだけじゃダメで、時には勇気を出して話し合いに介入していかなければなりません。


例えば、話し合いの場に不機嫌そうな人がいてそれが話し合いにネガティブな影響を与えているなぁとあなたから見えたとします。その場合、どうしますか?


もちろん、その場その場で対応はかわるのですが、わたしなら「XXさんがずっと黙っていらっしゃって、わたし自身が少しざわざわしてきてしまいました。ここまでのお話をどんな風に聞かれていたか伺ってもいいでしょうか」というように関わります。


「この人怖そうだし、黙っておこう」と参加者と一緒の対応をしていたのではファシリテーターとして関わっている意味がありません。


必要な時には、「エイっ」と話し合いに介入できる勇気は出す必要があります。もちろん、全ての介入がうまくいくとは限らないので、相手にプラスのイメージを持ってもらえないこともあります。 (なので、「いい人」に思われたい、が強過ぎる人もファシリテーターには向かないかなぁと思ってます。)




その場の「一員」として関わる人

わたしには、「こういうファシリテーターは嫌」と明確に持っているものがありまして、、、それが「話し合いの責任を持たない」ファシリテーターです。


確かにファシリテーターは話し合いの「内容」には責任を持たないとされていますが、その場にいて関わっている一員として、話し合い自体には責任があると思っています。


例えばその場が険悪になった、思ったようなアウトプットが出なかった時などに「わたしはファシリテーターなんで」と、逃げの姿勢に使うのが嫌い、ということ。


自分がファシリテーターに関わってもらう側だとしたら、そんな人には絶対きてもらいたくない。なので、その場で「一緒に創り上げる」姿勢でいたいし、そういう人が向いていると思っています。




ファシリテーションをしています、という人はわたしが学び始めた頃より増えてきたと思いますが、「ファシリテーターです」という人はまだ少ないように思います。


もっと多くの人がファシリテーターとして、お互いの組織やコミュニティを行き来しあうようになったら面白いのになぁ。

最後まで読んでくださってありがとうございました ( ´ ▽ ` )/ ♡ もし良ければシェア、感想などをTwitterやDMなどで教えていただけたら嬉しいです。 またぜひ読みにきてくださいね!