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その呼びかけは嘆きから?希望から? 周りの男性のことを好きなわたしが、今、女性と対話したい理由

この記事はこちらのマガジン(プロジェクト)の記事になります。

今日は前回に引き続き、どうして女性同士の対話を開いてみたいのか?についての記事。


私は女性同士である程度期間(3泊4日)を確保した対話の場を開いてみたいというのは数年間ずっとやってみたいと思っていたのですが、何年も踏み出せなかった理由が2つあります。


1つは、自分が女性同士で対話したいという気持ちはもしかして、自分が女性である自分を大切に出来なかった過去があるので、その時の寂しさとか、悲しみみたいな気持ちがあるのではないか、と自分を疑う気持ちがあったから。


そしてもう一つは自分のブログやTwitter などのフォロワーなど、発信に注目してくれる方は男性が多く、自分が呼びかけて女性を集められるか、正直に言って自信が無かったからです。(そしてこれは今の自信が無いままです)


怒りや嘆きは短期的な爆発力にはなりうるが、長期的に育むことにつながらない

今の社会は男性が作っているので、男性の身体のリズムで作られていると考えていて、その中で生きづらさを感じない女性はいないと思います。(感じていないならそれは、男性社会が当たり前だと思っていて女性としての自分に100%向き合っていないからです。私もかつては「女性としての生きづらさ」にすら気づかない人だったので。)


だから私は、「え?今の社会で生きづらさなんか感じませんけど?」という女性よりは、「うーん、わざわざ言わないし、仕方ないけど生きづらいよね」と発言する人の方が健全な人だと捉えますし、一緒に話ししたいなと思います。


ただ、私が開きたいのは「私たち、生きづらいですよね!被害者ですよね!」って怒ったり嘆いたりする場ではなく、「私たちにとっては、本当はこっちがいいよね」とか、「気づかなかったけど、女性にとってはこっちの方が心地よいよね」ということを話す場。「女性であることを大切にしたらどんな今を選びなおすか」ということを楽しみながら対話できる時間です。


怒ったり嘆いたりする時間が必要な人もいますし、私も女性同士で対話して、もっと女性である自分に向き合ったら、気づいていなかった悲しみとか嘆きたい気持ちが出てくる可能性だってあると思います。


それでも、最初の呼びかけをする人が、怒りや嘆きから発信するのではなく、希望や期待を胸に発信をすることはとても大切。


「女性の皆さん、私たちにとって大切なことを楽しく話そうよ」と伝えても、「え?なんで?」とか「何で泊まり込む必要が?」と感じる人の方が多いと思いますし、それを徐々に伝えていくには時間が必要なので、嘆きのエネルギーだけでは持続しないと考えているからです。


私自身、20代後半に鬱になるまで、自分は男性と同じように働けると思っていたし、女性である自分のことは無視していた、というより気づきませんでした。


だから、身体にストップがかかった時は、「女性は何て不利な生き物なんだ」と嘆いてましたし、女性って損だなと悲しんでいました。そこから色々学んだり、年齢を重ねて成長したこともあり、その気持ちとは折り合いをつけていけましたが、1番始めは私自身が嘆いたり、悲しんだりしたところから女性である自分との向き合いが始まったこともあり、長くじぶんの想いは「本当に期待や健やかさからきているか?」と問いかけながら過ごしていました。


男性と健やかな関係でありつつ、それでも話をしてみたい

私がげ先日哲学カフェに行ってみて、「居場所」についての場だったんだけど、普段仕事を一緒にしている人はほとんど男性ですし、一緒にワークショップを開くペアを組む人も男性が多いです。


女性である自分を大切にするようになってから、昔の自分のように男性に競争意識や対抗心を持つことも無く、心地良く協力し合うことが出来ていると思っています。

周りにいる男性に大切にしてもらっている実感がありますし、それでもなお、自分の中で女性同士で対話してみたいと思う気持ちは消えませんでした。

今なら良い状態の自分で呼びかけできるなと思ったことも1歩踏み出そうと思ったきっかけの1つです。男性のことが嫌い、周りの男性と上手くいっていない人が呼びかけるより、周りの男性との関係も良く、男性のことが好きな人が呼びかける場、どちらの対話にあなたなら参加したいでしょうか。



男性の力を借りつつ、このプロジェクトを進めたい

今、このプロジェクトは始まったばかりで(今、最初に声をかけたメンバーと3回打ち合わせをしたところ)全体の概要や進め方などなどを摸索中なのですが、プロジェクト全体の方針として男性に力を借りながら進めたいというのが私の気持ちです。


女性だけで話す場って探せば無いわけじゃないんですよね。ただ、合宿形式でというのはもちろん、なかなか無いし、話しした後私たちが一緒に生きていくのは男性とです。(性別問わず、対話そのものには参加しなかった人たちと、ですよ。もちろん)


だから、なぜ私がこういう、時間がかかるプロジェクトを始めようと思ったかも男性に伝わるように書いていきたいし、進めていく中で男性のアイデアをもらえるような場所や、参加OKのイベントを作ったりしたいです。


先日は、Twitterで男性にアンケートをとってみました。

結果を見て、チームの話し合いの様子の写真とか動画を使って、実際の女性同士の話し合いの様子を見てもらう、を取り入れようかなぁと。


こういうコメントめちゃくちゃ嬉しい!私も、女性のことを理解しようとしてくれる愛情深い男性はたくさんいると思います。


だからこそ、女性がもっと自分たちの「こうしたい」を知る時間と場所を作りたいのです。



女性は、女性同士でいる方が「女性としての自分」に気づくことができる

この社会は男性の身体のリズムが前提で、仕組みも男性がやりやすい、生きやすい方法が多いです。


普段、私たち女性が「女性である自分に気付きやすく」なるのは女性と一緒にいる時です。恋人といると自分の女性らしさに気づくということはもちろんありますが、それ以外の日々の暮らしの中では無意識のうちに、男性社会で生きられるように自分を社会に合わせて生きています。


私もいろんな尊敬する「女性」と時間を過ごす中で少しずつ自分の中の女性と共に生きられるようになってきていると思うし、これからもそれを大切にしていきたいので今回のプロジェクトを始めました。



長くなりましたが、今回の記事は前回に引き続き、私がプロジェクトを始めた背景、WHYのストーリーを語ってみました。


次回は、ここまで話をしたミーティングの様子などを記事にしたいと思います。

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