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オンライン配信イベントとコミュニティMIRO LAB開始のお知らせ

“声が大きくて、理路整然と話ができる人だけではなく、
声が小さくても、まとまっていなくても重要なことばを発する人もいる。
多数決だけでは、貴重なことばを練り合わせていくことは難しい。
過去の美しい言葉を朗読しても、それは市民のことばにはなりにくい。
新しい社会を作り出していくためには、新しいコミュニケーションが生み出されなければならない”

これは、私の大好きな「市民の日本語」という本の帯に書かれている言葉でもあり、私が現在書いている本の出だしの一文でもあります。

今回は、田原さんと一緒に執筆している本と、10月7日に行う予定の配信イベント、そしてオンラインコミュニティのご案内をしたくてこの記事を書いています。


MIROについての本を出す!?

最初に本を書こうかなと思ったきっかけは、何よりも田原さんに「MIROについての本を一緒に書きませんか」と誘っていただいたからです。私はMIROの第一人者になるみたいなことはしたくないタイプなのですが、そもそも田原さん自身がzoom革命という本を出版しつつも、zoomの第一人者になりたいわけではないというタイプ。スタンスが一致しているところから、How toに留まらず、社会的価値を考察していけるチャンスになるのではないかと思って、喜び勇んでご一緒させていただくことになりました。

どんな風に進めて書いていったかは別のnoteにまとめたので、ぜひそちらを読んでいただきたいのですが、本を書いてみようかなと思った理由はいくつかあって、その一つが「しれっと思想を広められる」と感じたところにあります。

私はMIRO (オンラインボード)は創造性を発揮すればものすごく使い方があり、知ったことで仕事の仕方は大きく変わったのですが、中でも最も価値を感じていることは、これまでの話し合いでは声をあげていなかった人も含めて、広くいろんな人の声を一気に可視化できるようになったことです。

MIROを使ったことが「MIROってオンラインボードで付箋を貼れるツールでしょ?便利だよね」くらいの認識でいるように感じているのですが、それだけだとかなり勿体無い。どんなプロジェクトで、どんな風に使うのかを探究していくと無限にやり方が見つかっていきますよ。

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こちらのボードはワークショップで使ったもの。ワークショップだけでなく、中〜長期的なプロジェクトの計画表に使ったり、アイデアをひたすら書き連ねて後からまとめたり、分担票や、仕事のまとめ、読書メモなどさまざまな使い方をしています。

オンライングループを始めます!

活用方法や実例などは本に書いたので、出版されたらぜひ読んでいただきたいのですがその前に、

「MIROについてどれくらい、どんな人が関心を持っているのか?」

を知りつつ、最終化をしていきたいと思い、FBグループを作ってみることにしました。それがこちらです↓ 

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最初は執筆に関する情報共有や私たちの事例の紹介、MIROに関するワークショップのお知らせなどを中心とし、そのうちに参加してくれている人同士がお互いの活用事例を共有しあったり、教えあったりできる場になったらいいなと思っています。

また、MIROの使い方はきっかけで、本当はオンラインツールなどを活用した中〜長期的な社会コミュニケーションの在り方やその設計の仕方みたいなことまで論じられるグループになったらいいなとも妄想中...。

関心がある方はぜひ、リクエストしてくださいね。(このnote記事で初めてこのグループのことを書いたので、まだグループには私と田原さんしかいません笑) 

新しい社会を作り出していくためには、新しいコミュニケーションの姿とは?

そして本の最終章に、これからの社会のコミュニケーションの在り方について2人で対談している様子を載せようかと検討しています。実際にどのように載せるのかはこれから考える段階なのですが、一旦このテーマで話してみるのは面白そうだと2人で配信をしてみることになりました。

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MIROを使った社会的コミュニケーションのこれから

こちらは先ほどご紹介したオンライングループ (FBグループを使っています)のグループ内で配信をしますので、配信を見てみたいという方はぜひ、グループへの参加申請をお願いいたします。

どんな内容を話すか、今キーワードを出して話をしているところなのですが、ハイブリッドの場についてや、これからのテクノロジー、中〜長期的なコミュニケーションデザインとは、これまでのコラボレーションと違った要素を取り入れられる可能性、について話せたらいいな。

これからは当事者の声を聞き、前提を問い直す時代

私はこれからの社会に必要なことは前提を問い直し、仕組みを変えていくことだと考えています。例えば、選挙ですが現在の構造だと若い人が全員選挙に行っても若い人の選ぶ選択が反映されるのは無理な状況(人口の比率的に少ないため)です。これはもう、若い人の投票の比重を大きくするなど、そもそも選挙の前提、仕組みを変えていかなければならない状況だと考えています。

同じように、私はジェンダー格差に関心が高いのですが、企業研修の仕事をしていて「女性管理職の研修の内容を男性が考えて、実施している」というが普通にまかり通っていることにどうして疑問を抱かないんでしょうか? 生理やコスメのCM、発信って度々炎上しますけれど、男性が考えている(または意見が反映されている) からじゃないの??

校則は大人が作ったものを押し付けるのではなく、このプロジェクトのように生徒と一緒に作ってみては?  障害者への合理的配慮は健常者が考えるのではなく、当事者と一緒に考えることが主流となるべきでは?

さまざまなことを今の前提で「どうしますか?」と話すのではなく、前提や仕組みを作り直そうと考えたとき、様々な人の声を一気に集めることができる手段と、中〜長期的にそれを残しながら成果までつなげていく道筋づくりが欠かせないと考えています。

MIROを使ったコミュニケーションが、それを支える大きな手段の1つになる可能性を感じているので、今回の発信のキーワードにしているという訳ですね。  


一緒に探究してみたいという方へ

再度リンクを貼っておきますが、一緒に探究してみたいという方はぜひ MIRO LAB への参加をどうぞ!

※グループに参加していただけると、MIROを使った社会的コミュニケーションのこれからというオンライン配信イベントをご自由に見ていただくことができます。

このグループで出会える人との出会いを、今から心待ちにしています✨ 最後まで読んでくださってありがとうございました!




最後まで読んでくださってありがとうございました ( ´ ▽ ` )/ ♡ もし良ければシェア、感想などをTwitterやDMなどで教えていただけたら嬉しいです。 またぜひ読みにきてくださいね!