日本の欧風カレーをモダンインド料理店で出してみました!
先日ちょっと面白いイベントをしました。
ロンドンでミシェランの星を取っているモダンインド料理のレストラン、Gunpowder(ガンパウダー)のリスボン店で、カレーナイトというイベントが開催されました。
Gunpowder自体は、普段はいわゆるカレー料理は出しておらず、様々なスパイスをふんだんに使ったインド料理がメインのとてもお洒落なレストラン。いつも行き慣れているようなインド料理店の料理を想像していくと、料理も盛り付けも、何もかも違うので、きっと皆驚くでしょう。ナンブレッドやインドのビールさえも置いていないのです。
そんなGunpowderがポルトガルの有名フードジャーナリスト、イネスと共に企画したのがこのカレーナイトで、毎週様々な国の料理人をゲストに呼び、各国のカレーとGunpowderのオリジナルのカレーを一晩だけ出すというもの。色んなカレーを食べれる上に、普段はカレーっぽいものを出さないレストランが、シェフ自らオリジナルのものを出すという、魅力的なこの企画。最初の週はタイ、そしてジャマイカ、ブラジル、最後の週に私が作る日本のカレーとなりました!
Gunpowderの料理といえば、とにかくスパイス。コラボをするなら、それなりに意味のあるものを出したい。メインは日本の昔からの王道である、欧風カレーを出すことにしたけど、前菜は迷う。
日本のスパイスってなんだろう?
七味唐辛子、山椒といったところだろうか?色々考えたり、日本に帰国した際に、飲食店の友人たちに色々相談に乗ってもらったりした結果、やっぱり季節を大切にした食材を使いたいし、日本の夏といえば、紫蘇や梅などがある。それらをふんだんに使いたい。そこにポルトガルの旬のイワシや美味しいトマトも合わせたい。
そうやって考えたメニューが
前菜
・イワシのマリネと胡瓜。だし醤油、梅干しペーストと最後に少し山椒を効かせて
・トマトとスイカの和風ガスパッチョ。生姜を効かせて
メイン
・欧風ビーフカレー
・ヴィーガン和風カレー
デザート
・八つ橋をイメージした、チャイ風アイスのもちクレープ、粒あんと紫蘇をのせて
という感じにしました。
当日の様子などの続きは後日!
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