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Another New York Trip ②

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滞在していたのは4日間ですが、私は地下鉄の7days passを購入していたので友人が仕事に行っている間も一人で地下鉄を駆使して買い物をしたり街を歩いたりしていました。passは32ドル(2016年5月現在)で乗り放題なので、乗り間違えたり歩くのに疲れたりしても気にせず地下鉄に乗れてとても重宝しました。一回券は3ドルです。駅の券売機で購入できます。

一般的な日本人の感覚からいうと、友人が働いている会社は超ホワイト企業です。夕方仕事が終わった友人のオフィスを訪ねて案内してもらったのですが、もうこれぞザ・アメリカの会社!って感じで、私はすごいすごいかっこいい!と終始感心しっぱなしでした。今回はその一部をご紹介させていただきます。

1.出勤時間がフレキシブル

無駄に全員出席の朝礼などもちろんなく、自分の仕事の都合やチームのミーティングの時間を見てオフィスに出社するそうです。彼女は朝ゆっくりめに準備をして、10時すぎに家を出て出勤していました。

自分が関係ありそうなミーティングがあるときは9時くらいまでにはオフィスにいるようにすると言っていましたが、もし出れなくても全部録画してあるのであとからいつでも会議の内容を見れるとのことでした。

帰宅するのも夕方にクライアントとの緊急の用事などが特になければ、みんな大体5時過ぎには帰り始めるそうです。彼女も大体5時半くらいには「今日はもうこれで終わりにするわ」とさっと片付けていました。

(写真は誰か偉い人のデスクに座っていた巨大なクマさん)

2.別にデスクにいなくてもいい

一人にひとつデスクと、デスクトップのパソコンとノートパソコンが支給されるそうです。それもMacかWindowsか好きなものを選べるとのこと。

オフィスの中はインテリアも小物も、会社のロゴとテーマカラーで統一されていて、とてもスタイリッシュなデザインでした。ちなみに彼女の会社はざっくりいうとテクノロジー系です。

オフィス内にはおしゃれなソファや壁にくつろぎスペースなど色々あって、ノートパソコンを持ってどこでも仕事ができます。

この壁の下段の丸い穴がベッドみたいになっていて、ここでゆったり仕事をする人もいるそうです。この写真の柱の横のスペースにも、パソコンで何かをされている人がいますね。

3.無料のカフェ(キッチン)スペースがある

各フロアに立派なカフェ(キッチン)スペースがあり、コーヒー・紅茶系はもちろん、各種スナックやキャンディ、コールドドリンクの冷蔵庫、常備薬などなどが取り放題になっていました。デザインが統一された食器などもちゃんとありました。

これなら小腹がすいた時用にお菓子などを買っておく必要もないし、いつでも淹れたてのコーヒーが飲めるし、たまにはジュースも飲めるし、頭痛がしたらぱっと薬を取りに行けばいいし、環境に対する満足度めっちゃ高いですよね。これがオフィスを見せてもらって素直に感動したことの一番かもしれません。この写真の反対側がカウンターキッチンみたいな感じになっていました。

4.レクリエーションスペースがある

ちょっとわかりにくいですが、オフィスの一角にバスケットコートがありました。ここでスポーツやワークアウトをする他にも、私が友人を訪ねにいった日にも午後6時半ごろから外部の講師によるヨガ教室が行われたりと、Physical Activityが盛んに行われているようです。

その他も社員がアイデアを投稿して実現したりするイベント発案スペースや

子連れの社員のための小さい子供が遊ぶためのプレイゾーンなどもありました。

他にも素敵だなと思う部分はたくさんありました。彼女も自分のオフィスが大好きだし、本当に仕事が楽しいと笑顔で話してくれました。

ただ話に聞くだけでなく、こうやって実際に見せてもらってオフィスの雰囲気を体感して、生き生きとしている彼女の姿を見て、楽しく働いて生きるためのヒントを少しもらえた気がします。

私は日本の企業で働いたことはないので多少の偏見があることは承知の上ですが、日本でも風習をなぞるだけで実際的な意味がほとんどない無駄な規則などは廃止して、社員が居心地よく働けるような職場環境を作る工夫(努力じゃなくて、工夫)ってもっとできるんじゃないかなと思いました。

例えばこのオーガナイズされたカフェスペースを見て、おやつやコーヒーがただで取り放題とかありえん!すごい!って思っていましたが、よく考えると以前働いていた病棟の看護師の休憩室にも、病棟のお金で買った各種飲み物や患者さんやスタッフからいただいた差し入れのおやつなどは常にありました。管理栄養士さんが作った栄養バランスの整った食事も安かったですしね。

ただ、その環境があんまり「すごい、かっこいい!」という印象じゃなかったのは、ビジュアル的に"なんとなくそうなっているだけ"みたいな雰囲気だったからかなと思います。

会社のロゴが入ったカップが取り揃えられている、オシャレな棚にきれいにものが整頓されて入っている。最初からそこにそういう空間を作るためにそうデザインされているという空気が、非常に洗練された雰囲気を醸し出していて、幸福度の高いスタイリッシュな空間を演出することに繫がっているのかもしれないなと、今こうやって振り返ってみて思いました。インテリアが心理的に与える影響って大きいですね。

あとは会社のロゴが入ったパーカーやTシャツ、パタゴニア製のレインジャケットやリュックなど、大学アスリートのように"自社ロゴグッズ"がいろいろ支給されているのはアメリカらしいなと思いました。

彼女は仕事の後に大学にも通っているのですが、そういう自己研鑽への理解と応援もとてもポジティブなもので有り難いと言っていました。素晴らしい。

これは"いかにもアメリカ"というより、"いかにもニューヨーク"なエピソードかもしれませんが、今回こんな文化の違いの一面も見せてもらえて友人にはとても感謝しています。

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