設計事務所で働くことを辞めた理由
こんにちは、yuki です。
2回目の投稿は、設計事務所を辞めた理由について書いていこうと思います。
みなさんはどんな仕事をしたいか?を考える時に、職業単位で考えていませんか?
小さい頃に「将来の夢は何ですか?」と問われ続けたと思います。その問いに対して当時の自分たちは、幼稚園の先生、パティシエール、ピアニスト、サッカー選手…などなど、そんな答え方をしましたよね。
昔からそう言われ続けてきた経験もあって、どんな仕事をしたいかを考える際に、職業で考える人が多いと思います。
このご時世、デジタル化などが進み、社会の変化がとても早くなっています。それに伴い新しく生まれる職業や消えていく職業があると思います。
このコロナ禍で需要と供給の関係が変わり、閉店や倒産していくお店も多いですよね。
AI・ロボットによって20年後までに、約50%の仕事が消滅すると言われるという話、みなさん一度はどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?
どんな仕事をしたいかを考える時に職業に当てはめていくのは、移り変わりが早いこれからの時代では危険な考え方ではないかと思います。
ではこの時代に合った、考え方とは何だろうか。
「ブレない軸をもつこと」
私はそう考えています。
私は建築家になりたいと思い、その夢を実現させるために設計事務所で働いていました。
実際に働いてみて感じるギャップはいろいろありました。
建築は好きだし、ものを作ることも大好きです。
その思いがきっかけで建築業界に足を踏み入れた人間ですが、見てみるのと聞いてみるのとやってみるのとはまた違うんですよね。
実際に自分の身に起きてみないと人間わからないものです。
働く中で生まれたこの違和感はなんだろう。
そうして仕事ってなんだろうと、なんで働くんだろうと頭の中でぐるぐると自分に問いただし続けました。
そもそも、なぜ建築家になりたいと思うのだろう?と初心に立ち返って考えてみました。
自分が思う理由を細分化して行き、
私が本質的に建築家になりたいと思う理由は、
①自分のデザインしたもので生計を立てる
②自分の世界観を持って働く(独立/起業)
この2つでした。
そして私はあることに気付きます。
「私は建築家になりたいわけではない」
私は建築家になりたいのではなくて、この条件を満たす自分が知っている職業に当てはめるとそれがたまたま建築家だったということでした。
建築家にならなくてもやりたいことは叶えられるし、私のやりたいことはここよりもっと効率的に実現できる場所があるとも思いました。
置かれる環境や人間関係で、自分の感じる気持ちは変わります。環境や人間関係は自分の力だけではコントロールできませんよね。
このコロナ禍なんてまさにそうですよね。
軸がしっかりしていれば、自分を取り巻く環境や時代が変化していっても、順応していきやすいです。
自分がやりたい軸があって、その時代によって表面上の顔(職業)を変化させていくイメージです。
表面的ではなく本質的な思考で、
「自分が何をやりたいのか」
「人生としてどんな生き方をしていたいのか」
そういった軸をしっかり持つことがこの変化の多いこれからの時代に合った考え方だと思います。
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