だから私は、barが好き。
こんにちは、yukiです。
みなさんはbarはお好きですか?
「敷居が高い」、「入りづらい」などと思われる方が多いと思います。
今回は先日訪れたお店のお話を通して、私がbarが好きな理由をお伝えしていきたいと思います!
Lamp bar
8月終わりに奈良県奈良市にあるlamp barに行ってきました。
来店のきっかけは、少し前にNHKの逆転人生でこのお店のマスター、金子道人さんの放送回を見たことでした。
この番組では、生い立ちや自分の好きなことをやり続ける姿勢、自分らしさを自分なりに見つけて行く姿が写し出されていました。その姿にとても感動して、一度でいいから実際にこの人の作るカクテルを飲んでみたいと思い来店しました。
奈良市のさくら通り商店街にサンドラッグがあり、その角を曲がった路地の先にあるビルの一階にお店はあります。
17時の開店時間の少し後に来店しました。
案内されたのはバーカウンターの真ん中の席。
事前リサーチで知っていたのですが、このお店はメニュー表がありません。このお店はオリジナルのカクテルがほとんどで、お客さんの好みをお聞きして一人一人丁寧にカクテルを作られるそうです。
席について、何を頼もうか迷っていたところ、バーテンダーの方が、「何になさいますか?」と聞かれました。
いつもメニュー表みながら、う〜ん。と迷う私は、メニュー表がない状態で聞かれて、咄嗟に「XYZ」と答えました。(笑)
そして登場したのがこちら。
やっぱりこれは間違いない味でした。
2杯目は何にしようかなと迷っていたところ、周りのお客さんが卵型のグラスに入ったなんだか変わったカクテルを注文されていました。
めちゃくちゃ可愛くて美味しそうだったので、私も同じものを頼みました。(笑)
「ザ・ビギニング」
切り株の上に載っている卵型のグラスの下にシナモンが散りばめられており、バーテンダーの方がバーナーで炙り香りを引き立たせてくれます。
スパイスの香りが効いているウイスキーベースのカクテル。
こんなオリジナル性の高いカクテルを飲んだのは初めてでした!!
私がこの卵型のカクテルを見た目が可愛いからと頼んでいると、「お、見た目から入られるんですね!笑」お隣のおじさまに話しかけられました。
これがきっかけでお隣のおじさまといろんなお話をしました。
お話を聞いていると、長野からたまたま奈良に用事があって来ていて、barが好きで遠出した先で1日の最後に行っているみたいでした。
20代女子で1人でバーに行くのは珍しいと言われ、私が1人でbarに行く理由をお話ししました。
もちろん友達と行くこともあります。ですが、カクテルを作るのを見たり、バーテンダーの方とお話ししたり、その場その場でしか出会えない他のお客さんとお話しするのが好きで、気づいたら1人で行くようになっていました。
そのお隣のおじさまと、私がバーに行く理由や、サードプレイスに興味があってその観点からもbarが好きなこと、サードプレイスの話から今の仕事の話などなどいろんなお話をしました。
そしてそのおじさまと一緒に同じカクテルを飲みました!
その写真がこちらです。
「BBB」
甘くて強めのカクテル、バナナとバターとブランデーです。
いろいろお話しして気づいたら4時間ほど経っていました…(笑)
楽し過ぎて時間を忘れるというのを、久々にやりました。
お会計の際にお隣のおじさまが、
「普段その辺のお店で飲む1000円とこのお店で貴方みたいな人と楽しい時間を過ごしながら飲むお酒、1000円は同じ値段でも、この瞬間で得られる付加価値が違うよ。楽しい時間をありがとう」
と言われてご馳走になりました。
この考え方はとっても素敵だなと思いました。
楽しいなと感じていることを率直に相手に伝えられる素直さと、その瞬間の付加価値を感じ取られる豊かさが伝わってきて、私もこんな風に感じられるようになりたいなと思いました。
こんな素敵な方と出会わせてくれたのもこのお店に来たのがきっかけです。
そんな思いがけない出会いが楽しみで、私は今日もbarに行きます。
お隣に座ったおじさま、丸山さん。またいつかどこかで。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?