いくつになっても美しい人を見ると勇気をもらって癒される
まさか、ヨーガの専門教室で、綺麗になる指導までしていただけるとは期待もしていませんでした。
教室に通い始めた頃、先生が真っ赤なドレス姿でヨガのポーズをとっている女性の写真を見せてくださいました。
「Yukiさん、この方は98歳のヨーガ・インストラクターですよ。素敵でしょう?」
そして、私に「この方を目指しましょうよ」‼️
その方の名前は、タオ・ポーチャン・リンチさん。フランス人とインド人のハーフです。
2012年には最高齢のヨーガ・インストラクターとしてギネスブックに登録されています。
2020年に101歳で亡くなりましたが、ニューヨークを拠点に毎週クラスを教え、世界中のプログラムを率いていたそうです。
私は、美しいドレスを着て微笑むタオさんにすっかり魅せられてしまいました。
タオさんの美しい姿は、見る人の心を癒し、勇気を与えてくれます。
年齢にとらわれない、自由で柔軟な考えや高い意識が体現されているからだと思います。
まさにヨーガの精神です。
キラキラした笑顔は人を幸せな気持ちにするし、反対に暗い顔の人や暗い服装の人を見ると心配になってしまいますよね。
特に日本の女性は「もう年だから」とか「いい年をしてみっともない」とか、常に年齢を意識しながら行動しているのではないでしょうか⁈
自分が心からしたいと思うことは、いくつになっても挑戦すればいい。
服だって、年齢にとらわれず好きな色や好きなスタイルの服を着れば、心は喜んで自然に微笑みが溢れてきます。
私は、誰かが決めた制限にとらわれず、いくつになっても自由にお洒落を楽しみ、年齢を重ねても笑顔がキラキラしている女性を目指したいと心から思っています。
実は、ヨーガ専門教室に通う前までは、外反母趾になってきてヒールの靴も履けないし、仕事できちんとした服装をすることももうないからと、いつもフラットシューズかスニーカーで楽な服装ばかりしていました。
そんな私に先生は、「Yukiさん、ちゃんとヒールを履いて背筋をきちんと伸ばして歩いてください」と言われました。
そして、シューフィッターの方を紹介してくださり、諦めていたハイヒールが履けるようになったのです。
今ではハイヒールを履いて、好きな服装が楽しめるようになりました。
そればかりでなく、先生に紹介して頂いた美容師さんに明るい髪色に変えていただき、久しぶりに会った友人に、「若返った?」と言われるまで変わりました(笑)。
今、通っているあるお稽古のクラスに、60代後半と思われる男性がいます。
平日昼間のクラスなので、少なくともお仕事はフルタイムではやっていらっしゃらないのかと思いますが、いつもきちっとジャケットを着用され、靴も靴下もとてもお洒落なのです。
いくつになっても手を抜かない。細やかな気配り。
そんなお姿を見ると、やはりこちらも嬉しくなるし、幸せな気持ちになりますよね。
これからを生きる後輩の女性たちへ。
「女性はいつだって綺麗にしていなければいけないのですよ。美しさは自分のためではなくて、癒しですから」とヨーガの先生がおっしゃる通り、疲れた顔をしないで、持っている若さに感謝して最大限に綺麗でいてくださいね。
そんなあなたを見ているだけで、みんなが幸せになれるのですから。