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100パーセント相手を受け入れられたら大丈夫

トンレン瞑想を教えてくださったチベット仏教の僧侶に聞きました。

「人の苦しみや痛みを現す黒い煙を吸い込んでも大丈夫なのでしょうか」と。

整体やエステなど、人の身体に触れる仕事をしている方たちと話していると、よく「相手のエネルギーをもらって具合が悪くなった」というような話を聞きます。

また、エネルギーで人を癒す、気功のようなヒーリングを教えてくれたアメリカ人セラピストは、「自分の周りに光の結界を作って、相手のエネルギーを受けないようにしなさい」と言っていました。

ですから、私も苦手な人とのミーティングや、エネルギーを受けたくないと思う人と一緒のときは、無意識のうちに自分を光で囲って守っていたような気がします。


でも、僧侶はにこやかに笑ってこう答えました。「それは相手を100%受け入れていないからですよ。悪い影響を受けるのは、自分が不安に思っているからなのです。


そのとき、私は目から鱗が落ちたような気がしました。慈悲の教えを説くお釈迦様の心はなんと広いのでしょう。現実は全て自分の意識がつくっているのです。

例えば、整体の先生が「重病の人に施術をするときは、自分も重いエネルギーを受け取って体調が悪くなる」と言っている時、本人がそう不安に思っているから、思った通りの現実になるのですね。

なんの躊躇いもなくすべてを受け入れる気持ちで接していたら、決して相手のエネルギーから悪い影響を受けるはずはないのです。勿論、私たちにとって、決して簡単なことではないのですが、、、。

何かネガティブな影響を受けるとしたら、それは自分の恐れや不安がそのような状態に導いているのですね。

自分のマインドをコントロールして、魂と繋がってこそ、仏教で言うところの慈悲の心でいることができる。そして、それがいかに大切なことか、改めて気づかされた僧侶との会話でした。






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