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読書記録 ひとり旅日和
読書記録 ひとり旅日和
秋川滝美さん著 角川書店
2019年
こんにちは。
春を待ちわび、パンデミックの終息を待ちわび、世界中の人々の安全な日々を祈る、今日この頃。
今、こうして静かに本を読むことができる日常の幸せをかみしめながら、記録をかきます。
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◎あらすじ
事務用品の会社に勤める日和(ひより)は、入社3年目。大きくはないけれど、堅実な需要のある会社で、コツコツ働いてる。
日和はどちらかと言うとおとなしい性格で、一人でいることを好み、自分から他の人達に関わる性格ではなかった。
そんな日和の直接の上司の仙川(せんかわ)は、日和の小さなミスを許さず、時には会議室に呼び出して、「何度も同じことを言わせるな」などとやや高圧的な態度で指導していた。
ある時、日和の態度の変化に気づいた社長の小宮山は、日和にストレス解消法をたずね、話の中で、おいしい物を探す旅を勧める。
日和は早速、旅行のガイドブックを探しに仕事帰りに本屋に立ち寄り、同僚の麗佳に会い、まずは日帰り旅を挙行することになる。
◎気になった箇所 134ページ
✴︎日和のひとりごと
ひとり旅を始めたことで、なにかが変わり始めているのかもしれない。
なにより予定外のことが起こっても、なんとか対処できたという自信が、こいつは何を言われても反論ひとつできない、というイメージを薄め、仙川の八つ当たりから逃れさせてくれている可能性もある。
あるいは、今までだったら嫌みと感じていたことを、気にせずにいられるようになった。スルー力がついたのかもしれない。
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◎感想
✴︎日和はひとり旅をして、自分で決断したり、それをまた変更したりしながら、旅を続けた。1人で店に入り、おいしい物を飲んだり食べたり。それが、日和の経験値を上げて、自信をつけ職場での人間関係にも、良い方に変わったようだ。
ここは、日和の内面はもう少し紆余曲折があるのではないかと思うけど、自分から動き出せない日和が、少しずつ変わっていったと、いうことなのかなぁ。
そして、同僚に同じ趣味をもつ人を見つけられたことは、幸運だったと思う。互いに好きなことを話すうちに、価値観とかが近いことを感じて、職場の空気の色も違ってきたのだろうか。
✴︎✴︎
読み始めは、なんだグルメとパワースポット巡りの旅か、と思っていたけれど、読み終わるころには、
「私も旅に行きたい、ひとり旅がしたい。」と、思い始めて、散歩にでたら、いつもは寄らない神社にもお詣りに行ってみたり、、。
そうそして、この本読んでいると、おいしそうなご当地食材を食べたくなって、私もお腹が空いてきた。
読みやすいし、何処からよんでも大丈夫な読書や旅のエントランスのような読後感だった。
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◎今日も最後まで読んでいただきありがとうございました😊
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