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故郷思い、お魚料理⑥ 金目鯛の煮付け

おうちごはん 金目鯛の煮付け

こんにちは。



私は海辺で育ったせいか、お魚を割とよく食べるのですが、昔は食べたけど、いまはあまり食べないお料理に、金目鯛の煮つけがあります。


理由はスーパーで並んでると、今は仕事をしていない私はお値段でひいてしまいます。どうしても、サバか、イワシか、アジか。くらいに。


幼い頃は、母が何かお祝いごとか、または、自分へのご褒美みたいに年に数回くらい食べていました。


そして、当時は安かったのでしょうか、一尾まるごと、頭と身に分けて、甘辛く煮つけていました。

金目鯛は白身魚だから刺身はさっぱり味ですが、煮つけると、身の脂が溶け出し甘辛味によく合います。


でも、一番おいしかったのは、頭の目。
スルッと食べると、口の中で甘辛い味がふわっと広がって、、、。
寒天かゼリーか、コラーゲンいっぱい。


小さい頃は、父や母に

ほら、目があるよ。食べな、食べな。

と、言われニコニコしながら食べた記憶があります。でも、みんなは食べないから、私、遊ばれてたかな。

あとは、しまった味のほお肉もおいしい。




そして、私の母は晩年、耳下腺癌から嚥下障害を起こしていましたが、最後まで食べたいと、言っていたものの一つに、この金目鯛の煮つけがありました。


母は、一人分煮つけるのは大変だったのか、おいしさにはまったのか、地元の魚屋で結構な金目鯛の煮つけを買っていました。母は戦中派で食べ物の少ない時代を知っているせいか、おいしいもの好きだったのです。



そんな思い出をたどりながら、今日は金目鯛の切り身の煮つけを作りました。



お母さん、私の金目鯛の煮つけの味はどうかしら。

まだまだよ。

って言われちゃうかな。



今日のレシピはこちら。クックパッドです。
https://cookpad.com/recipe/1092068



◎今日も読んでいただき、ありがとうございます。

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