大事な考え方はゲームから教わった

昔からテレビゲーム、特にRPGが好きでよくプレイして遊んでいました。
小さい頃は戦闘が楽しくて、いかに強いキャラクターを育ててラスボスを楽に倒すか、みたいなことに精力を注いでいた気がします。
それから年齢を重ねるほど、逆に強いキャラクターを育て上げるような時間がなくなり、いかにストーリーを楽しめるかが大事になってきました。

年齢も30超えてくると、ボクにもそれなりの自己哲学というものが出来上がってきます。考え方、価値観って言い方になるかもしれません。
そんな哲学が構築される過程でやってきたゲームですから、セリフや物事がボクの考え方に影響を及ぼすようになったのでしょう。
いや、もちろんタイトル通りゲームからしか教わってないわけではなく、多くの人や本からも影響を受けていますよ!

そんな中で印象的だったゲームのセリフを2つほど紹介させてください。

「人をけなす事は誰にでもできる、でも認めることは難しいんだ。あの人が僕のことを認めたということは、あの人の実力は僕以上ってことなんだよ」
『スターオーシャン セカンドストーリー』というゲームで、主人公がライバルについて語った言葉です。
学生のころ、プライドばかりが高かったボクにかなり突き刺さった言葉でした。
あの頃は自分より明らかにスキルが高い人を認められず、粗探しのようなことばかりしていた記憶があります。特にピアノなど、それなりの自信があった分野で負けるのが悔しかったのでしょう。
この言葉を受け入れた後、批判的なことしか口にしていない自分に気がつきました。そして、少しでも自分よりスキルが劣る部分がある人は全てバカにしてきた事をかなり悔やみました。
人を認める、褒める。それがどれだけ難しく、どれだけ大切な事なのか。それを学ぶキッカケになるには十分すぎるセリフです。

「生憎と この程度の事に腹を立てるような安っぽいプライドは持ち合わせていないものですから」
こちらは『テイルズオブジアビス』で主人公が嫌味として言われてしまう言葉です。
プライドばかりが高かったボクにかなりつきささ・・・(以下同文)
そうなんです、プライドが高かったんです。今考えると。
自分はみんなより優れている、みんなが認めないのが悪い!とまではいかないまでも、かなり自分を下げるという事をしたくなかったと思います。
自分を下げることは社交性という意味ではかなり必要。それは日本ならではと誤解されがちですが、世界共通で「謙虚さ」というものはかなり大切なスキルです。
他人と一緒に何かを成し遂げるようなチーム運営においては必須のスキルになりますが、それを改めて気づかせてくれたのがこれでした。
プライドと言うものは人間には必要なものです。これがあるから自分を伸ばそうともするもの。
しかし、「プライドが邪魔して頭を下げたくない」と感じた時など、このセリフをいつも思い出して、いるいらないを判断するようにしています。

プライドに関することしかねぇじゃねえか!と言われたらそれまでですが。ボクには生きていく上で重要な要素になりました。
この言葉を何度も思い出して仕事にプライベートに役立ったことも多いように思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?