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ワクチン副反応は悪いことだけじゃない?何もできない時間にできたこと

ワクチン2回目接種後の土日、何もできずに終了…

ワクチン2回目を摂取したら、2日間熱が下がらなかった。金曜の夜に摂取し、翌朝には体温が38度超え。すこしだけ頭痛もする。解熱剤を飲むとかなり楽になったけど、翌日は1日中38度から下がらなかった。2日後の日曜日、朝起きて気分は楽に感じたけれど、計測すると38.2度。。。少しずつ熱は下がり、お昼過ぎには36度後半まで落ち着いた。ところが夜18時ごろには37.5度を超えて、身体のダルさも感じている。。ワクチン1回目のときも発熱したので覚悟していたが、想像以上に副反応が長引いている。

【副反応の記録!】
ワクチン1回目
・接種30分後くらいに腕が痛くなる。
・翌日はあざと筋肉痛が合わさったような痛みで、腕が上がらず。数時間だけ37度台まで発熱したけど、すぐに平熱に。

ワクチン2回目
・接種日は、1回目ほど腕の痛みを感じなかった。だるさもそこまでない。
・翌日、38度台まで発熱。頭痛もする。解熱剤を飲むとかなり楽になったけど、熱は38度以下まで下がらず。最高で38.9度まで上がった。
・2日目は午前中38.2度まであったが、お昼には37度→36度後半まで下がった。ただ18時ごろには37度後半まで上がって、少しだるい。

副反応のおかげで、貴重な土日休みは完全に消えてしまった。熱で体がだるく、1日中リビングのソファに横になってテレビを見ていた。パラリンピックの試合をみながら、なんとなくTwitterをみる。ときどき、家に置いていたマンガ『ライアーゲーム』をよむ。夕方は一眠りして、気づけば空は暗くなっている。あっという間に時間が過ぎていった。

読みたい本も読めず、勉強しているテキストは開きもせず。実家に帰っていたので、たまっていた洗濯物や掃除もできなかった。せっかくの土日なのに、本当になにもしなかった。

ただ副反応のせいで、土日休みが全く無意味だったわけではない。何もできなかったからこそ、気づけたこともある

副反応のおかげで、パラリンピックを1日中観戦できた

1日中ソファに横になっていたからこそ、パラリンピックの試合をたくさん見られた。もともと興味があった車いすラグビーや車いすバスケはもちろん、ほとんど知らなった陸上競技やブラインドサッカー、水泳、ゴールボールなど。特に印象的だったのは陸上競技だ。走り幅跳びでは、片足義足のクラスの中に両足義足の選手が出場でき、しかも金メダルを獲得していた。中長距離走の視覚障がいクラスでは、希望する選手はアシスタントと呼ばれる人とゴムでお互いの手を連結させ、並走して走ることができるという。同じ競技でも、障がいによってここまで幅広いクラスや戦い方があるなんて知らなかった。すごくおもしろい。普段だったら、ここまでじっくり観戦できなかったはずだ。

じっくり『ライアーゲーム』を読んで、自分の欠点に気づかされる…

自分の性格を見つめなおすきっかけにもなった。大学生のころ、『カイジ』や『ライアーゲーム』『デスノート』あたりの頭脳バトル系マンガにはまっていた。特に好きだった『ライアーゲーム』は全巻揃えている。しばらく読んでいなかったけど、パラリンピックの合間にヒマな時間があったので、なんとなく『ライアーゲーム』を読み始めてみた。

おもしろいけど、でも全然わからなかった。マンガの中で繰り広げられる頭脳戦が、後半になってもイマイチ理解しきれなかった。特にヨコヤがでてくる「密輸ゲーム」は複雑すぎる。。理解できなかったのは、たぶん副反応のせいではない。もし私がライアーゲームに参加していたら、真っ先に負債を抱える名もなきキャラだったはずだ。

なぜ理解できない頭脳ゲームを扱う漫画を好んでいたのか? 昔はもっと頭の回転が速かったんだろうか? いや、今と変わりはないはずだ。

おそらくプライドの高さから、難解な頭脳ゲーム系マンガを好きだといっていたんだろう。だって頭脳ゲームが好きって、かっこいいし。頭よさそうだし。もちろん今でも、頭脳ゲーム系マンガも好きだ。ただ大半のゲームは、きちんと理解しきれていない。。昔から試験勉強は一生懸命してきて、成績はよかった。でも地頭がいいわけじゃない。そのコンプレックスが、「頭脳ゲーム系マンガが好きだ」と言わせた気がする。。。じっくりマンガを読む時間があったからこそ、自分の弱みに気づいてしまった。

何もしない時間だからこそ、できることもある

何もしない時間でも、「何もできない」わけではない。普段気づけなかった興味関心に出会えたり、自分の性格や強み・弱みに気づくきっかけにもなりえる。副反応で行動が制限されるのはつらいけど、逆手にとれば得られるものがあるんだろうな、、と思った2日間だった。

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