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覚めたくない夢に「やりたいこと」のヒントがあるかも

先週、ものすっごく幸せな夢を見た。自分が書いた小説が評価され、それなりに有名なフリーペーパーに掲載された。しかも見開き2ページも! 当然、反響もあった。友人から「小説読んだよ!」なんてLINEも届いて、面白かったと褒められた。会社では全く気付かれておらず、当然仕事の評価には何の影響もなかったけれど、ものすごく嬉しかった。ワクワクが止まらない、自分が書いた文章が多くの人におもしろいって思われてるなんて、本当夢のようだ…!!

夢が覚めた直後は、どこまでが現実なのかと混乱した。フリーペーパーは載って、、、ない。いやでも小説は書いていたんじゃなかったっけ、、。たしか宇宙と韓国がテーマのSF……自分でも面白いなぁと思ったんだよな……。ええっと、あらすじは……。。。一生懸命思い出そうとしているうちに、気づけば二度寝。結局、夢はすべて夢だった。フリーペーパーどころか、小説も全く書いていない。全部まぼろしだったのだ。現実ではないと受け入れるまで数時間はかかるほど、あれは最高の夢だった。

いままで「いい夢」は何度もみてきた。松坂桃李と2人きりで話せる夢、リヴァイ兵長と温泉旅行にいってプロポーズされる夢、自宅でパーティーを開いて周りからチヤホヤされる夢、初対面の人に超スムーズな取材ができている夢……。

どれもいい夢だけど、「覚めたくない」とすがるほどの気持ちにはならなかった。朝起きたら「やっぱり夢だよね」と諦められた。でも小説が掲載された夢はちがった。夢だと認めたくないと思うほど、強い気持ちが芽生えていた。

最高の夢には、自分が心の底から「やりたい」と思うものがつまってる。たぶん私はものすごく「書く」のが好きなんだ。私より文章が上手い人は山ほどいて、文章のうまさだけでは食べていけない。それでも自分の書いたものが認められ、周りから「おもしろい」と言ってもらえるのがすごく嬉しい。

たとえ夢の内容が嘘でも、強い幸せを感じたら「やりたいこと」のヒントになる。将来自分がどうなりたいか分からなくても、最高に幸せな夢を見たら「やりたいこと」を探すチャンスになるのだろう。

結局、あの時みた小説の内容はすっかり忘れてしまった。思い出したところで、あまりいい出来ではないかもしれない。でもこれからも文章を書き続けて、夢で感じた以上の嬉しさを現実で感じられたらいいなぁと思う。

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