一夜明けて

応援しているチームが今季初めて負けてしまった。

敗戦そのものの悔しさはもちろんのことだけれど。終了時間近くの選手たちの焦りと空回りが、思い返すととにかく苦しい。

その一方で、こんな気持ちを今まで味わわせないでくれた事実を思うと、誇らしさと感謝があるのみだ。

それから、結果がすべてというのは承知の上だけれど、純粋に楽しめたシーンも多かったのも事実。新鮮なプレーもあって心躍ったし、これからの観戦が楽しみになる要素も確かにあったと、少なくとも自分は思っている。

試合終了の瞬間の、相手チームの観客席が一気に沸き上がる様が印象的だった。ほんの、ほんの一瞬だけ、悔しいと同時に相手サポーターにも感情移入してしまいそうな、変な気持ちになった。どのチームも、それぞれの悔しさを胸に戦い応援しているのだと改めて感じる。

どんなことも糧にして、なんとか乗り越えてほしい。乗り越えたい。

そして、こんな容赦のない日程の中でも、少しでも選手の皆さんが体と頭と心を休めることができますように。