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息子の発達と成長

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3歳の時に軽度知的障害と自閉傾向の診断を受けた次男の、発達や行動に関する記事です。経験したこと、感じたこと、現在困っていること、将来への不安と希望、など。
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2021年7月の記事一覧

混沌の年中時代を振り返る(3)私の衰弱するメンタルと突然の収束

(1)、(2)で書いた内容に加えて、単発でも私のメンタルを消耗するような出来事がいろいろとありました。5歳児健診で大荒れしてほとんど何もできなかったり、公園で知らない子を押してしまったり。もうボロボロでした。 愚痴を吐き出すくらいの気持ちで療育センターに相談したところ、早急になんとかした方がいいということになり、息子を長時間預かってもらえる事業所を手配してもらいました。ママがとても辛そうだから、とりあえずママの休息が必要だと。レスパイトというそうです。 息子と離れる時間が

混沌の年中時代を振り返る(2)登園拒否、降園拒否、そして帰宅拒否

(前回からの続き) 幼稚園で裸になるという話を聞くようになったのと同じ頃から、私といるときにも息子に変化が出てきました。朝、登園の際、幼稚園に入るのを激しく拒否するようになったのです。門の前を素通りして、そのまま進もうとします。少し歩けば気がすむかも、と思ってつきあっても、幼稚園の前に戻ってきたらまた拒否。それまでは何も予兆もなかったのに、突然そんな状態になりました。 何か理由があって幼稚園が嫌なのであれば無理に登園はさせないのですが、どうやらそうでもなく。なぜなら、朝ど

混沌の年中時代を振り返る(1)幼稚園での異変

年中のとき、息子への対応がものすごく大変な時期が半年ほど続きました。頭の中はぐちゃぐちゃ、記憶もところどころ飛んでいるような混沌の日々。幼稚園の先生によると、自我の芽生えによる年中特有の葛藤の時期で、成長の証だとのこと。他のことはまだまだ赤ちゃんなのにそういうところだけ年相応かよ・・・と、なんだか理不尽な想いも抱えながら耐えた、その半年間を振り返りたいと思います。 息子の変化について最初に知ったのは、幼稚園の先生からの電話でした。別件で話をした後、ついでのような感じで言われ

「わからない」がわからない

3歳くらいの頃はこちらが何を話しかけてもオウム返しばかりだった息子。5歳半を過ぎた現在、自由会話はまだ難しいけれど、こちらの質問に答えることはだいぶできてきました。会話のキャッチボールっぽいことができたときは、しみじみと嬉しくなります。 とはいえ、うまく答えられないことも多いです。5W1Hでいうと、「なぜ」と「どんな」はさっぱりダメ。「いつ」についても、「今」か「後で(=今じゃない)」の2択で答える質問だったら答えられるけれど、それ以外はできない。 そして、それ以上に気に

ラン活に手がつかない

タイトルのとおりです。来年入学する次男のランドセル選び。幼稚園のお友だちは誰に聞いても「もう買ったよ」という返事がきます。うちは、というか私は、まったくやる気が出ず。 5年前の長男のときも、やはりやる気は出ませんでした。周りでランドセルの話題が出始めたのに焦ってカタログは取り寄せたし、展示会にも行きました。でもだめ。何にこだわればいいかわからない。周りのママたちはなぜあんなに熱心になれるのか。ぶちまけてしまえば、どうでもよかった。 幸い、テレビっ子だった長男は、CMに影響

子どもの将来に望むこと

現在、息子の就学に向けていろいろ動いているところです。入学後のことを考える中で、この子は将来どんな大人になるのか、私はこの子にどんな大人になってほしいのか、と思ったりします。数年先のことでさえ、健常の子とどれくらい違いが出ているのかなどピンとこないのですが、今時点での私が息子の将来に望むことを残しておきます。 ・ささやかなことでいいから、社会の役に立っていてほしい。隣の人を笑わせる、ぐらいのささやかなことでも。 ・(息子の特性として難しいのかもしれませんができれば)自分以